NEC、直射日光下での利用を想定した液晶モジュール
3月9日より順次出荷開始 NEC液晶テクノロジー株式会社は、強い直射日光下での利用を想定した液晶モジュールを製品化し、3月9日より順次サンプル出荷を開始する。 ラインナップは、1,024×768ドット(XGA)表示対応で15型の「NL10276BC30-18C」、XGA表示対応で12.1型の「NL10276BC24-13C」、640×480(VGA)ドット表示対応で10.4型の「NL6448BC33-63C」、NL6448BC33-63Cの表示色数を1,677万色から26万色へ抑えた「NL6448BC33-64C」の4つ。出荷開始はNL10276BC30-18Cが4月2日で、それ以外のモデルは3月9日。サンプル価格は順に、70,000円、60,000円、50,000円、50,000円。 直射日光下でも鮮やかなカラー表示を可能にするという、ST-NLT(Super-Transmissive Natural Light TFT)技術を採用した液晶ディスプレイ。同時に、-10度~70度の温度範囲でも正確な画面表示を保証する(10.4型の2モデルは-20度~70度)。主な用途として、ATM端末や自動券売機/販売機、POS端末での利用が見込まれている。 同技術を採用した液晶は2005年に初めて5.5型TFTカラー液晶として製品化され、これまで5モデルが販売されてきた。市場からは産業用に10.4型やXGA表示などの製品化の要求があり、それらに応えるのが今回の製品だという。今回の製品発表により、5.5型~16型の6サイズ、解像度がQVGAからXGAまでの4サイズをカバーするラインナップとなった。 一例として、NL10276BC30-18Cの主な仕様は、表示色数が1,677万色、輝度が600cd平方m、コントラスト比が600:1、視野角が上下140度/左右160度、応答速度18msで、パネル表面にクリア+アンチリフレクションを施した。本体サイズは326.5×253.5×17mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,300g。 □NEC液晶テクノロジーのホームページ (2007年3月8日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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