FTC、RambusにSDRAMのライセンス料の上限を設定2月5日(現地時間) 発表 米連邦取引委員会(FTC:Federal Trade Commission)は2月5日(現地時間)、米Rambusに対してSDRAMのライセンス料の上限を設定すると発表した。 ライセンス料の上限は、SDRAMメモリチップの価格に対して0.25%、DDR SDRAMが同0.5%、SDRAMのメモリコントローラなどが0.5%、DDR SDRAMメモリコントローラなどが1%。また、設定3年後にはすべて0%にするよう命令している。 DDR SDRAMがSDRAMの2倍のライセンス料になっていることに対してFTCは、SDRAMに使用されているRambusの特許が2つなのに対し、DDR SDRAMは4つ使われていることを理由としている。なお、DDR2やGDDR2以降の世代の製品は、この命令の適用外となる。 FTCは2002年6月に、RambusがSDRAM規格策定時に、ほかのJEDEC参加メンバーに申請中の特許などの情報を公開することなく、規格に盛り込んだとして、独占禁止法違反で訴えたが、2004年2月に破棄された。2006年7月に、FTCは再度Rambusの行為は違反行為だと判断し告訴、ライセンス料の削減を求めた。 Rambusは同日付けでリリースを発表し、FTCの決定に対して反論。不服を申し立てる予定としている。 □FTCのホームページ (2007年2月6日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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