1月23日(現地時間)発表

　米Intelは23日(現地時間)、ノートPC内蔵用のIEEE 802.11nモジュール「Next-Gen Wireless-N (Wireless WiFi Link 4965AGN)」を発表した。

　IEEE 802.11nは、現在標準化が進められている次世代の無線LAN規格で、複数のデータストリームを束ねることなどで、高速化を図っている。Intelの新製品は、このIEEE 802.11nのドラフト規格に基づいたもので、PCI Express Mini Cardインターフェイスを搭載するCentrino Duo準拠のノートPCで利用が可能。IEEE 802.11a/b/gとの下位互換性もある。

　データ転送速度は、4つのデータストリームを束ねるクアッドモード時で最大約300Mbpsで、電波到達距離はIEEE 802.11a/b/gと比べおよそ2倍。また、省電力設計により、既存のIEEE 802.11nドラフト準拠製品より、ノートPCのバッテリ駆動時間を約1時間延ばすことができるとしている。

　一般ユーザー向けの交換用パーツではないが、Windows Vistaの発売のタイミングに合わせ、東芝、Gateway、ASUSTeK、Acerなどから搭載製品が発売される予定。

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20070123comp.htm
□ニュースリリース(和文)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2007/070124.htm
□製品情報(英文)
http://www.intel.com/network/connectivity/products/wireless/wireless_n/overview.htm

(2007年1月24日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]