在庫ショップ数が2～3店と少ないため価格表には掲載していないが、ワークステーション・サーバ向けのクアッドコアXeon 5300シリーズ上位モデル、X5355（内部クロック2.66GHz）およびE5345（2.33GHz）の販売が始まっている。2次キャッシュメモリは合計8MB、FSBは1,333MHzで、CPUインターフェイスはLGA771に対応している。実売価格範囲はX5355が159,800～162,540円、E5345が116,800～118,650円。

　モバイルPC向けCPUでは、Celeron M 520（1.6GHz）が一部ショップに出回り始めている。64ビット技術「Intel 64」（旧称EM64T）に対応したのが特徴で、2次キャッシュメモリ容量は1MB、FSBは533MHzとなっている。調査時点の在庫ショップ数は1店のみで、価格は17,480円。

　一方AMDからは、ワークステーション・サーバ向けのデュアルコアCPU、Opteron 290（2.8GHz）が販売開始となった。Socket 940版Opteronとしては最上位の製品で、合計2MBの2次キャッシュメモリを搭載、デュアルプロセッサ構成（2ウェイ）に対応している。実売価格範囲は104,790～109,900円で、在庫ショップ数は2店と少ない。

　価格面では、Athlon 64 X2が下落傾向。このうち上位モデルの5200+および5000+は、一部ショップの特価により、バルク品の最安値が約3,000円下がったのが目立つ。ただし、Athlon 64 X2は在庫ショップ数が全体的に減少しており、特にSocket 939版はほぼ品切れの状況となっている。

　なお、在庫ショップ数が増加して10店となったため、Pentium 4 541（3.2GHz）および531（3GHz）を調査対象に加えた。また、在庫ショップ数が少数となったため、Socket 939版Athlon 64 X2 4200+を調査対象から外した。