NVIDIA、GeForceでPDFファイルの2D表示を高速化
|
Adobe ReaderのGPU支援オプション |
12月12日(現地時間) 発表
米NVIDIAは12日(現地時間)、同社製GPU「GeForce」、および「Quadro FX」シリーズが米Adobeの「Acrobat 8」と「Adobe Reader 8」のGPUアクセラレーション機能に対応したと発表した。
Acrobat 8とReader 8には、GPUのShaderModel 3.0以降を利用してPDFの2D表示を高速化する「2D GPUアクセラレーション」機能が搭載されており、GeForceおよびQuadro FXではこの機能をONにすることで、複雑な文書の拡大縮小や移動をスムーズに行なえるようになる。
なお、Adobeが公開している情報によれば、対応GPUはNVIDIAのGeForce 6600/6800/7300/7600/7800/7900、Quadro FX 1400/4500だけでなく、AMD(旧ATI)のRadeon X1300/1600/1800/1900、およびFireGL V3300/V3400/V5200もサポートしている。
編集部でのテストでは、上記のGPUを使用していても、最新のドライバを入れないと有効にできなかった。また、有効にした後はかなりの高速化が体感できた。
【動画】GPUアクセラレーション有効な状態(WMV) | 【動画】無効にした状態。拡大時にモザイクがかってしまう(WMV) |
□NVIDIAのホームページ(英文)
http://www.nvidia.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.nvidia.com/object/testimonial_adobe_acrobat8.html
□関連記事
【12月6日】アドビ、オンライン機能を強化した「Adobe Reader 8」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1206/adobe.htm
【11月16日】アドビ、「Acrobat 8 日本語版」を17日に発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1116/adobe.htm
(2006年12月13日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]