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マイクロソフト、Vista Enterpriseの割引キャンペーン
~開発者/ユーザーへの情報発信サイトもスタート

11月21日 発表



 マイクロソフト株式会社は21日、企業ユーザー向けに、Windows Vista Enterpriseの割引キャンペーンを2007年1月より実施すると発表した。

Vista Enterpriseの特徴

 Vista Enterpriseは、Vista Businessの上位版の位置づけで、HDD暗号化機能「BitLocker Drive Encryption」、UNIXベースアプリケーション用サブシステム、多言語ユーザーインターフェイスなどが追加されている。

 Vista Enterpriseは、他のエディションと異なり、一般販売は行なわれず、ソフトの一括導入を行なうボリュームライセンスにおける、ソフトウェアアシュアランス(SA)を通じてのみ入手できる。

 SAはアップグレード権利を含む年次払いのシステムとなっているが、日本ではあまり利用されていないのが実情。今回のキャンペーンでは、2006年10月1日から2007年3月末日までにWindows XP Professional搭載PCを購入したユーザーを対象に、Vista EnterpriseのSAを33%引きで販売。これにより、SAの利用拡大を狙う。

 また、同日付けで、開発者およびエンドユーザーに対する、Windows Vistaの情報発信サービスを実施していくことを発表した。

 エンドユーザーに対しては、21日より、PC/アプリケーション/周辺機器のVista互換性情報を一元的に集約した「Windows Vista互換性情報サイト」を立ち上げるほか、2007年1月を目処に、Windows XP搭載機をVistaにアップグレードするにあたり、追加で必要なハードウェアの有無を診断したり、最適なVistaのエディションをレポートする「Windows Vista Upgrade Advisor」を提供。

 開発者に対しては、12月1日より、Vista用ハードウェア/ソフトウェア開発や、現行製品の互換性向上に必要な技術提供を行なう「Windows Vista対応支援センターサイト」を立ち上げ、2007年1月からTechNetを通じて、アプリケーションの互換性検証を行なうための移行支援ツール「Application Compatibility Toolkit」を配布していく。このほか、インプレスと協力し、ラオックス ザ・コンピュータ館内に「Developer Support Center」を設置する。

エンドユーザー向けには情報サイトと診断ツールで互換性情報を提供 開発者には情報発信に加え、トレーニングなども実施していく Application Compatibility Toolkit(英語版)の画面

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2888
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2887
□Windows Vista互換性情報サイト
http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/compatible/
□Windows Vista対応支援センター(12月1日オープン予定)
http://www.microsoft.com/japan/partner/products/windowsfamily/windowsvista/csc/

(2006年11月21日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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