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インテル、本社CIO兼副社長来日記者会見

インテル株式会社 代表取締役共同社長 吉田和正氏

10月23日 実施



 インテル株式会社は23日、都内で記者説明会を開催し、米国本社から来日した最高情報責任者(CIO)兼副社長 ジョン・ジョンソン氏が会見にあたった。

 冒頭では、インテル株式会社 代表取締役共同社長 吉田和正氏が挨拶。同氏は、「ITはいまやコスト削減のためだけでなく、グローバルでビジネスを展開する企業の情報共有と生産性向上、持続発展に貢献している」と説明した。

 ITを支える同社の活動として、「当社は、中国やインドなどの発展途上国への進出および営業地域を拡大し、地域にあったニーズへの対応および開発拠点との連携により、グローバルに展開する企業に対して支援している」とアピールした。

Intelの開発/製造拠点の拡大 Intelの営業拠点の拡大

 グローバルビジネスを展開するためのキーワードとして、VPNなどによるセキュアなネットワーク、十分な通信速度、共通のプラットフォーム、および遠隔管理の必要性などを取り上げ、「当社はこれらのニーズを満たす技術を提供できる」とした。

 Intelのジョン・ジョンソン CIO兼副社長は、Intelが企業にITを提供する部門について紹介し、「データセンターの継続運営、適切なIT機能の提供、サポートの提供のために、多くの社員やリソースを割り当てており、多くのIT企業をサポートしている」とアピールした。

 企業が注力すべき領域については、競争他社との比較を行なうことが重要であるとし、「CEOなどの経営陣がITに対する意識、事業目的にあったITの導入、および企業内でのIT性能にフォーカスすべき」とした。

ジョン・ジョンソン CIO兼副社長 IntelのIT業務に対する人員およびリソース

 企業内でのITの評価の仕方については、ベンチマークが重要であると指摘し、「ITの導入による人件費削減効果や、ビジネス効果の向上などを第3者に評価してもらい、競争における強みと弱点を分析すべきである」とした。

 ITの導入事例として、Intel本社でのクライアントPCでの導入を紹介し、「vProにより、電源OFFされたPCの監査、障害のあるPCの遠隔修理、ウイルスに感染したPCの隔離が容易になり、TCO削減に貢献した」と紹介。

 また、仮想化についても触れ、「サーバーを仮想化することにより、常時60%だった稼働率が80%まで向上し、サーバー数を減らすとともに、新規プロジェクトの立ち上げを前倒しすることができた」と語った。

社員1人当たりのIT費用のベンチマーク ITモデルによって競争力を評価するベンチマークの一例 仮想化の導入による効果

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□関連記事
【10月11日】インテル、vProのエコシステム拡大をアピール
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1011/intel.htm

(2006年10月23日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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