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帯域を2倍に拡張した「PCI Express 2.0」の候補版が完成

10月9日(現地時間) 発表



 PCI-SIGは9日(米国時間)、PCI Express(PCIe)の拡張仕様となるPCI Express 2.0仕様のリリース候補(revision 0.9)を公開、メンバー各社によって評価可能にした。当初は、2007年の製品への実装を目指し、2005年後半までに仕様を決定する予定だった。

 PCIe 2.0は、現行のPCIe 1.1と互換性を持ち、帯域を2倍の5GT/secに拡張し、アーキテクチャのプロトコル/ソフトウェア層を改善した。また、動的な電力コントロールの改善や、同期の最適化など、将来の要求に応える潜在的なPCIeプロトコル拡張のための領域の調査、開発を各社の技術グループに指示したという。

 I/O仮想化についても仕様策定が進められており、I/Oデバイスの仮想化、共有が可能になるほか、IBMやIntelらが発表した拡張規格「Geneseo」(コードネーム)なども盛り込まれる見込み。ドラフトのAddress Translation Services(ATS) 0.9仕様はメンバー評価用にリリースされている。このほか、2.5Gbpsのデータ転送速度で10mまでサポートするPCIeケーブルのrevision 0.9仕様もリリースされた。

□PCI-SIGのホームページ(英文)
http://www.pcisig.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.pcisig.com/news_room/news/press_releases/10_9_06/
□関連記事
【10月2日】【海外】次世代CPUのヒントが出されたIDF
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1002/kaigai306.htm
【2004年12月16日】PCI-SIG、PCI Expressの帯域を5GT/secに拡張
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1216/pcisig.htm

(2006年10月10日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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