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シャープ、受信FAXをメールで転送するFAX複合機

UX-MF50

10月20日より順次発売

価格:オープンプライス

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 シャープ株式会社は、業界初となる、受信したFAXを指定のメールアドレスに自動で転送するFAX複合機「見楽る(ミラクル) UX-MF」シリーズを10月20日より順次発売する。価格はオープンプライスで、ADFとカラー液晶を搭載した最上位機種「UX-MF60CL」の店頭予想価格は、50,800円前後。

 新機能の「FAX to E-mail」機能は、受信したFAXを、指定のメールアドレスにTIFF形式の画像ファイルとして添付し、自動転送するというもの。自宅やオフィスで受信したFAXを、外出先や出張先のPCで受信できる。さらにPC上で作成した文章を、印刷することなくFAXで送信できる「PC-FAX機能」 や、スキャンしたデータをPCなしで送信したり、ネットワークに接続したPCに保存する機能など、PCとの連携に対応した機能を備えている。インターフェイスは、USB2.0およびEthernet対応。OSはWindows 2000/XP。

 また、赤外線通信規格「IrSimple」に対応した赤外線ポートを新たに搭載。携帯電話で撮った写真を赤外線で送信し印刷できる。300万画素の写真データを転送する際に、従来のIrDA方式では2分かかっていたのが、2秒で転送できるという。なお、9月21日現在で赤外線通信に対応する携帯電話の機種は、NTTドコモのSH902iS、SH902iSL、SH702iS。

 電話の機能として、ボタンを押す45秒間前の通話をさかのぼって録音できる「戻って録音」、ボタンを押した後、最大21分まで録音できる「今から録音」がある。録音内容は通話中の再生が可能で、迷惑電話の対応にも使用することができるという。また「今から録音」は、外部メモリーカードを使用すれば、最大60分まで録音できる。

 外部メモリーは、SDカードに対応。USBカードリーダーやアダプタを使用すれば、その他のマルチメディアカードも使用できる。

 親機と子機との無線通信には、2.4GHzのデジタル無線方式を採用し、ノイズの少ないクリアな音質が特徴。「周波数ホッピング方式」で子機の盗聴もされにくい仕組みになっている。

 液晶には4.3型のASVカラー液晶を採用。液晶で写真やFAXの一覧画像を表示し、確認してからのプリントが可能になっている。

 本体は495×337×160mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6.4kg。

 プリンタはインクジェット方式で、印刷速度はモノクロ26ppm/カラー24ppm。スキャナの解像度は1,200×1,200dpiで、CISセンサを搭載。コピー速度はモノクロ15ppm、カラー32ppm。FAX通信規格はG3規格で、カラーFAXに対応。

 なお、ADF機能が付いているのは最上位機種の「UX-MF60」のみ。下位機種の「UX-MF25」には、赤外線通信機能がなく、液晶はカナ液晶となっている。発売日は「UX-MF50」「UX-MF25」が10月20日、「UX-MF60」が11月30日より販売開始。価格は「UX-MF50CL」が42,800円、「UX-MF25CL」が35,800円前後。子機2台を備えたタイプも同時に発売され、価格は8,000円高くなる。  

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060921-a.html

(2006年9月22日)

[Reported by shoto@impress.co.jp]

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