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【やじうまPC Watch】
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KC-51C1 |
価格:オープンプライス
連絡先:お客様相談センター
Tel.0120-078-178
KC-51C1 |
シャープ株式会社は、イオン効果による空気清浄機能と、加湿機能を組み合わせた加湿空気清浄機2機種を、9月1日以降、順次発売する。
価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は24畳までの部屋に対応する「KC-51C1」が50,000円前後、16畳までの「KC-35C1」が40,000円前後。発売日は、KC-51C1が9月1日。KC-35C1が9月8日。
同社の空気清浄機として初めて、加湿機能を搭載。一般的に、加湿空気清浄機ではファンが1つしかないため、空気がきれいなときはファンの回転数が下がり、加湿力が弱くなる一方、空気が汚れているときは、加湿しすぎてしまい、湿度を維持できないのが欠点とされる。
同社ではこの問題に対し、加湿フィルターを通す空路と、通さない空路を設け、これをダンパーで制御することで対処した。センサーで空気の汚れや湿度を感知し、2つの空路を使い分ける。この機構により、ファンの回転数に依存せず、適度な湿度とされる60%を維持できるとしている。
KC-51C1の操作パネル | ダンパーが下がったとき。加湿層を通さずに空気清浄機能のみを利用する | ダンパーが上がったとき。空気は加湿層を通って、清浄される |
KC-51C1の給水タンク | |
KC-51C1の脱臭フィルター(左)と集塵フィルター(右) |
シャープ」 電化システム事業本部 空調システム事業部 国内商品企画部長の鈴木隆氏 |
また、従来機種と同様、ハウスダストやニオイへの対策として、イオンを利用。これを加湿機能と組み合わせることで、イオンの周りに水分子が多く集まり、その結果、静電気やハウスダストへの攻撃力が増したという。
このほか、加湿したイオンを利用して、冬場に空気が乾燥した場合に起こりやすい、静電気を除去する機能も備えた。イオンだけの場合に比べて3.5倍、イオンなしの場合と比べて15倍の静電気除去性能があるという。
イオン発生ユニットは低消費電力と小型化を図った第6世代のものを使用。24時間365日、KC-51C1を連続運転した場合、年間の電気代は約640円となる。
空気清浄機能と、加湿機能を個別に制御できなかったのが、これまでの加湿空気清浄機の弱点だった | センサーとダンパーを組み合わせて、加湿機能を制御する仕組み | KC-35C1 |
KC-51C1の本体サイズは、400×237×582mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約8kg。加湿量は600ml/h。カラーバリエーションは、ホワイト、ベージュの2色。
KC-35C1は360×205×533mm(同)。重量は約6.7kg。加湿量は450ml/h。カラーはホワイト、ブルー、ブラックの3色。
開発にあたった同社電化システム事業本部 空調システム事業部 国内商品企画部長の鈴木隆氏は製品について、「この加湿機能は、単体の加湿器と同じかそれ以上のレベル。加湿機能だけでなく、イオンと組み合わせることで、空気清浄機能もアップさせたことがポイント」とコメントした。
□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060810-a.html
(2006年8月10日)
[Reported by ito-d@impress.co.jp]