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【やじうまPC Watch】
シャープ、湿度を維持する機能を備えた加湿空気清浄機

KC-51C1

価格:オープンプライス

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KC-51C1

 シャープ株式会社は、イオン効果による空気清浄機能と、加湿機能を組み合わせた加湿空気清浄機2機種を、9月1日以降、順次発売する。

 価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は24畳までの部屋に対応する「KC-51C1」が50,000円前後、16畳までの「KC-35C1」が40,000円前後。発売日は、KC-51C1が9月1日。KC-35C1が9月8日。

 同社の空気清浄機として初めて、加湿機能を搭載。一般的に、加湿空気清浄機ではファンが1つしかないため、空気がきれいなときはファンの回転数が下がり、加湿力が弱くなる一方、空気が汚れているときは、加湿しすぎてしまい、湿度を維持できないのが欠点とされる。

 同社ではこの問題に対し、加湿フィルターを通す空路と、通さない空路を設け、これをダンパーで制御することで対処した。センサーで空気の汚れや湿度を感知し、2つの空路を使い分ける。この機構により、ファンの回転数に依存せず、適度な湿度とされる60%を維持できるとしている。

KC-51C1の操作パネル ダンパーが下がったとき。加湿層を通さずに空気清浄機能のみを利用する ダンパーが上がったとき。空気は加湿層を通って、清浄される
KC-51C1の給水タンク
KC-51C1の脱臭フィルター(左)と集塵フィルター(右)

シャープ」 電化システム事業本部 空調システム事業部 国内商品企画部長の鈴木隆氏

 また、従来機種と同様、ハウスダストやニオイへの対策として、イオンを利用。これを加湿機能と組み合わせることで、イオンの周りに水分子が多く集まり、その結果、静電気やハウスダストへの攻撃力が増したという。

 このほか、加湿したイオンを利用して、冬場に空気が乾燥した場合に起こりやすい、静電気を除去する機能も備えた。イオンだけの場合に比べて3.5倍、イオンなしの場合と比べて15倍の静電気除去性能があるという。

 イオン発生ユニットは低消費電力と小型化を図った第6世代のものを使用。24時間365日、KC-51C1を連続運転した場合、年間の電気代は約640円となる。


空気清浄機能と、加湿機能を個別に制御できなかったのが、これまでの加湿空気清浄機の弱点だった センサーとダンパーを組み合わせて、加湿機能を制御する仕組み KC-35C1

 KC-51C1の本体サイズは、400×237×582mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約8kg。加湿量は600ml/h。カラーバリエーションは、ホワイト、ベージュの2色。

 KC-35C1は360×205×533mm(同)。重量は約6.7kg。加湿量は450ml/h。カラーはホワイト、ブルー、ブラックの3色。

 開発にあたった同社電化システム事業本部 空調システム事業部 国内商品企画部長の鈴木隆氏は製品について、「この加湿機能は、単体の加湿器と同じかそれ以上のレベル。加湿機能だけでなく、イオンと組み合わせることで、空気清浄機能もアップさせたことがポイント」とコメントした。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060810-a.html

(2006年8月10日)

[Reported by ito-d@impress.co.jp]

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