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ロジテック、ティアックと共同企画のiPod対応サウンドシステム
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「LDS-Ri700WH」 |
9月中旬 発売
価格:オープンプライス
「LDS-Ri700BK」 |
ロジテック株式会社は、ティアック株式会社と共同企画のiPod対応Hi-Fi志向サウンドシステム「LDS-Ri700」シリーズを9月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後の見込み。
第4世代~第5世代のiPod、iPod miniおよびiPod nanoのDockコネクタに対応したHi-Fiサウンドシステム。ティアックのアナログ音響技術を駆使したバスレフ方式65mm径フルレンジスピーカーユニット、独自の低域増幅回路「DBSS(Dynamic Bass-Boost Sound System)」を採用し、小型なエンクロージャーながら高音質を実現した。
また、iPodの再生や早送り操作が行なえる操作ボタンが本体上部に備え付けられているほか、リモコンも付属し、遠隔操作が行なえる。本体正面には時計表示などを行なう液晶を搭載し、AM/FM受信機能も備えるなど、オーディオシステムとしての仕上がりとした。
本体背面にはAUX音声入力を備え、iPod以外の携帯オーディオプレーヤーも接続可能。また、Sビデオ/コンポジットビデオ出力端子も備え、H.264再生対応iPodの映像をTVなどに出力できる。
本体色はホワイト(型番末尾:WH)、ブラック(同BK)の2種類が用意される。本体サイズは320×171×179mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.8kg。
発表会場で展示されたLDS-Ri700WH | 同LDS-Ri700BK | 付属のリモコン |
本体背面のインターフェイス類 | 液晶部分の時計表示。バックライトの明るさは調節できる | 本体上面の操作部 |
●今後はストレージ搭載オーディオ製品に展開
8月3日に都内で行なわれた製品発表会では、ティアック株式会社 代表取締役社長 英裕治氏が挨拶。同氏は、「今回の我々とロジテックとの協業により、お互いの強みを生かし、相互補完した事業展開ができるようになる」と話した。
ティアックは'53年の創業以来、さまざまなオーディオ製品を手がけ、コンシューマ向けブランド「TEAC」のほか、業務用ブランド「TASCAM」、超高級志向ブランド「ESOTERIC」の3つの分野で展開してきた。近年、地域にあわせた戦略を展開していたため、国内ではTEACブランドは訴求されていなかったという。
同氏は、「今回の製品に限らず、今後も継続して日本市場のニーズに合わせた新製品を、ロジテックを通して国内で販売していく予定で、さまざまな分野に展開していく」と語った。
協力を記念して握手するロジテックの葉田社長(左)とティアックの英社長(右) | 他社製品との音質の比較 |
ロジテック株式会社 代表取締役社長 葉田順治氏は、「私はかなり前からオーディオにこだわってきたが、近年市場に登場した製品のいずれも満足のいく音質ではなかった。今回のTEACの製品はようやく満足のいく音質が得られ、発売に踏み切ることができた」と説明した。
また、販売目標および今後の方針としては、「エレコムの販売ルートを生かしたビジネスで展開し、年内に2万台の販売を目指す。今後も提携を強化し、ストレージを内蔵しPCと接続できるようなオーディオシステム、無線LANを生かしたホームネットワーク製品などについても展開していく予定」とした。
発表会では、新製品のほか、業界初となるUSBワンセグチューナ「LDT-1S100U」も展示。正式発表は8月中旬を予定している。発売は9月中旬、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,000円前後の見込み。視聴のみが可能で、録画はできないとしている。
参考展示されたLDT-1S100U。写真は付属のクレードルに挿したとき | 動作中は根元のブルーLEDが光る | Logitec独自の視聴ソフトウェアが付属 |
□ロジテックのホームページ
http://www.logitec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.logitec.co.jp/press/2006/0803.html
□ティアックのホームページ
http://www.teac.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.teac.co.jp/news/news2006/20060803-01.html
(2006年8月3日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]