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国内PC市場は2006年第1四半期もプラス成長5月31日 発表 IDC Japan株式会社は5月31日、2006年第1四半期(1~3月期)における国内PC市場の出荷速報を発表した。 これによると、出荷台数は433万台で前年同期比5.4%増で、コンシューマ市場では同社の予測を上回る前年同期比6.1%増を記録。ビジネス市場も前年同期比5%増とプラス成長を維持しているが、長期的には成長の鈍化が続いている。なお、ここで言う国内PC市場には、x86サーバー、デスクトップPC、ポータブルPCが含まれている。 同社は、円安と競合激化によって収益確保が困難になる中、各社の戦略は損益重視型とシェア重視型に二極化し、これが台数シェアに大きな影響を与えている、と分析している。
ベンダー別では、NECがシェア19.6%で1位をキープしたが、2005年12月に春モデルの出荷を開始したため、前年比の成長率は-1.7%とマイナス成長になった。2位は富士通が続き、シェア18.4%で前年比成長率は0%と前年並み。3位はデルの13.7%で、前年比成長率24.3%と依然として高い成長を続けている。 4位は東芝の10.8%で、前年比成長率20.8%増と大きく成長。コンシューマ市場が特に好調で、同市場のシェア12.7%は過去最高となった。東芝は今四半期、ノートPCとして初のデジタル放送対応PCなどを投入している。5位は日本ヒューレット・パッカードでシェアは6.6%。前年比成長率は4.7%と市場全体の成長率5.4%を下回っているが、世界的に利益重視の戦略をとっており、結果的に台数の伸びが抑制されたとしている。 第2四半期(4~6月期)の見通しについては、ビジネス市場の好調が持続しているため、IDC Japanは予測の上方修正を行なう。 □IDC Japanのホームページ (2006年5月31日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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