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日立、科学技術館で動物の生態を学べる「Nature Contact」を公開
~ジェスチャーで操作するインターフェイス

日立ブース

4月28日 公開



 株式会社日立製作所は28日、動物の生態をインタラクティブに学べる「Nature Contact」を、東京千代田区の科学技術館で一般向けに公開した。入場料は、大人600円、中・高校生400円、子供(4才以上)250円。

 Nature Contactは、「シルエットカウンターディスプレイテーブル」をインターフェイスとして採用し、動物達の生態や泣き声、心拍スピードなどを学べるアトラクション。

ネイチャーコンタクト概要

 同インターフェイスは、ディスプレイ上に投影された手の影をスキャンして入力を受け取るシステムになっており、表示されている映像に手のひらで触れたり、両手で囲むといったジェスチャーで操作を行なう。また、同時に多人数での操作が可能なのも特徴。

 同社のブースには3つの情報テーブルが設置され、それぞれトロピカル、サバンナ、アイスと名付けられている。各ゾーンには、動物や樹木が配置され、それらを操作することで生態や環境の変化を学べるようになっている。そのほか、雲を手で移動させたり、氷河に手を触れる続けることで溶かしたりといった、インタラクションも実装されている。

 一例を挙げると、サバンナゾーンにはライオンや像などが生息。手のひらで触れることでそれらの泣き声が聞けるほか、心拍スピードをサウンドと足元の振動で体感できる。そして、動物から手を離すと、その生態がふき出しで表示されるようになっている。

 また、ブース右手の端末で探査ロボットを登録し、各ゾーンを探索することもできる。探査ロボットをゾーンの動物たちと接触させることで会話を楽しめるほか、探索終了後にコンタクトした動物たちを確認することもできる。


トロピカル、サバンナ、アイスの3ゾーン 手のひらで触れて操作する。心拍スピードをサウンドと足元の振動で教えてくれる 手を離すとライオンの生態が表示される
探査ロボット「アンタレス」を選択してサバンナへ 探査ロボットと動物たちが会話する。頭上のカウンターが0になると宇宙へ帰っていく 探索終了後にコンタクトした動物たちを確認できる

 今回公開されたシステムは、「愛・地球博」で「人気 No.1パビリオン」に選ばれた「Nature Contact 日立グループ館」で培った経験/ノウハウ/技術を元に、「麗澤大学生涯教育プラザ」で利用されているシルエットカウンターを利用して製作された。同社では、同ブースを体感型エンターテインメントブースと位置づけ、来場者の嗜好に合わせた演出で、双方向性のあるテクノロジーを体感できるとしている。

□日立のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/04/0428.html
□Nature Contactのホームページ
http://www.hitachi.co.jp/advertising/naturecontact/
□日立ヒューマンインタラクションラボのホームページ
http://hhil.hitachi.co.jp/
□科学技術館のホームページ
http://www.jsf.or.jp/
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【4月5日】【森山】コミュニケーションをデザインする
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0405/kyokai46.htm

(2006年4月28日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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