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シャープ、PC付き32/37型液晶TV
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「インターネットAQUOS」 (37型モデル) |
5月下旬 発売
価格:オープンプライス
連絡先:お客様相談センター
Tel.0120-572-539
シャープ株式会社は、PCが付属した32/37型ワイド液晶TV「インターネットAQUOS」4モデルを5月下旬より発売する。価格はすべてオープンプライス。搭載OSはWindows XP Home Edition。
37型ワイド液晶TV「LD-37SP1」または32型ワイド液晶TV「LD-32SP1」に、Core Duo T2300(1.66GHz)搭載の「PC-AX100M」またはCeleron M 420(1.60GHz)搭載の「PC-AX50M」スリム型PCが付属した製品。
店頭予想価格は、37型液晶/Core Duo搭載PCセット「37-Dタイプ」が55万円、37型液晶/Celeron M搭載PCセット「37-Aタイプ」が45万円、32型液晶/Core Duo搭載PCセット「32-Dタイプ」が45万円、32型液晶/Celeron M搭載モデル「32-Aタイプ」が35万円前後の見込み。
TV側には地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルTVチューナおよびアナログTVチューナを搭載。PC側には、上位機種で地デジTVチューナ+アナログTVチューナ、下位機種でアナログTVチューナを備える。TVの製品寿命は10年前後だが、PCは2~3年前後と短いため、セパレート型にすることでPC部の寿命が来て買い替えてもTVの視聴を可能にした。
また、TVとPCの操作をリモコン1つで行なえるのが特徴。TV側で視聴中のTV番組情報をPC側に転送し、インターネット経由でTV番組情報のホームページを見たり、ブロードバンド放送で提供されるコンテンツをリモコンで選択して楽しめるとしている。
32型モデル | スタンドを外せば横置きも可能 | 付属のキーボードとリモコン |
本体側面。一般的なスリムタワー型PCと比較し奥行きが抑えられている | 本体背面。TV側とはシリアルポートを通じて番組情報の転送を行なう | フロントカバーを外すとB-CASカード挿入口が見える |
パネルサイズを除くTV側の仕様は共通で、1,366×768ドット表示対応のブラックASV液晶パネルを搭載する。コントラスト比は1,200:1、視野角は上下/左右ともに176度、応答速度は6msで、スペックを重視した。
PC-AX100Mの主な仕様は、メモリ1GB、Intel 945GM Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、500GB HDD、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、地デジTVチューナ、アナログTVチューナなどを搭載。トラックボール付きワイヤレスキーボードが付属する。
PC-AX50Mは、上記からメモリを512MB、チップセットをIntel 940GML Express(同)、250GB HDDに変更し、地デジTVチューナを省いたもの。
インターフェイスはほぼ共通で、USB 2.0×4、IEEE 1394×1、Gigabit Ethernet、光デジタル音声出力(角型)、DVI-D×1(HDCP対応)、S端子入力などを搭載。
本体サイズおよび重量はそれぞれ、LD-37SP1が約932×120×655mm(幅×奥行き×高さ)、27.5kg、LD-32SP1が約815×120×59mm(同)、23kg、PC-AX100Mが約175×195×480mm(同)、約7.0kgで、PC-AX50MはPC-AX100Mと同サイズで重量は約6.2kg。
リモコン下部のカバーを外すと、IEを操作する「戻る」、「閉じる」、「進む」などのボタンが見える | メディアライブラリを搭載し、家庭内ネットワークでのコンテンツ共有が可能 | HDD/DVDレコーダ機能はPC上で操作する |
●インターネットをリビングルームで
20日に行なわれた製品発表会では、同社 代表取締役専務 国内営業本部長 大塚雅章氏が挨拶。
同氏は、ブロードバンドが普及することにより、インターネットは必需品になりつつあると強調。また、大型TVへのニーズも高まっているとしており、「これらのニーズはリビングでインターネットができる“パソコンテレビ”と呼ばれる形態で実現し、年間約50~60万台の市場があると予測している。新製品で新たな市場を切り開く」と新製品に対する意気込みを語った。
代表取締役専務 国内営業本部長 大塚雅章氏 | インターネットの普及が商品開発の背景 | 液晶TVとデスクトップPCを融合した“パソコンテレビ” |
質疑応答では、Viiv非対応の理由について質問がなされ、情報通信技術開発本部 中川博英氏は、「Viivに対応するためにはリモコンをマイクロソフトが定めるものにしなければならない。リモコンの操作を追及するため対応しなかった」と答えた。また、新製品の販路について大塚氏は「主にTV売り場を中心に展開していく予定だが、販売員はPCに関する知識も必要になってくる。販売店向けに勉強会を開催したり、知識を持った当社の人員を派遣させたりすることで対応していきたい」と説明した。
□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060420-a.html
□製品情報
http://www.sharp.co.jp/i-aquos/
(2006年4月20日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]