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国内PDA市場は4年連続縮小もW-ZERO3が光明
3月30日 発表 ガートナー ジャパン株式会社は30日、2005年の国内PDA/ハンドヘルドPC市場におけるベンダー出荷台数を発表した。 これによれば、出荷台数は24万5千台、前年比18.6%減で、4年連続の2桁マイナス成長となった。 市場別に見ると、個人市場では既存ユーザーの買い替えを促進するほど製品機能の向上が見られず、また、ベンダーの個人市場からの相次ぐ撤退などにより、出荷台数は前年比38.3%減の11.2万台と低迷。 一方、法人市場はハンディターミナルからの置き換え需要、工程管理やグループウェアの利用による汎用製品の活用拡大などで、出荷台数は11.5%増の13.3万台とプラス成長へ転じた。
ベンダー別の出荷台数は、「Zaurus」やPHSモジュール内蔵PDA「W-ZERO3」などを販売するシャープが8万5千台で、4年ぶりに1位となった。とくにW-ZERO3は12月発売ながら売上に大きく寄与したとしている。以下、2位ヒューレット・パッカード(HP)は4万1千台、3位カシオは2万9千台、4位富士通は2万3千台。2005年2月にPalm OSを搭載したPDA「CLIE」の新機種投入の終了を発表したソニーは1万7千台で5位となった。
なお、2005年12月に発売されたシャープのW-ZERO3に続き、NTTドコモやボーダフォンもワイヤレス端末内蔵製品の法人市場投入を表明している。従来のPDA/ハンドヘルドPCは収束に向かうものの、これら通話型ワイヤレスPDAの販売量拡大により、同社では2006年の見通しを前年比63%増の40万台と予測している。 □ガートナー ジャパンのホームページ (2006年3月31日) [Reported by ishid-to@impress.co.jp]
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