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東芝松下ディスプレイ、液晶の消費電力を大幅に低減する駆動技術
3月8日 発表 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社は8日、インテル株式会社との共同開発により、TFT液晶ディスプレイの消費電力を大幅に低減する液晶駆動技術を開発したと発表した。 技術の名称は「D2PO」(DYNAMIC DISPLAY POWER OPTIMIZATION)。技術の詳細は明らかにされていないが、この技術を用いた液晶ディスプレイでは、東芝松下ディスプレイテクノロジーが開発した液晶の消費電力を低減する「マルチフィールド駆動法」をCentrino Duoで使用した場合、最大で32%の消費電力低減が可能という。 具体的には、垂直カラーバー表示の場合、現行の液晶での消費電力が1,214mWであるのに対し、D2PO搭載の液晶では316mW減(-26%)の898mWで動作。最も効果が高いのは全画面を黒で表示する場合で、1,548mWから1,056mWに32%の電力削減が可能。効果が最も低い全画面の白表示でも、858mWから726mWに15%の低消費電力化ができるという。 今回の技術により、ノートPCだけでなく、液晶ディスプレイを搭載するデバイスのバッテリ動作時間の伸びが期待される。東芝松下ディスプレイテクノロジーでは、2007年にD2PO搭載の液晶ディスプレイを製品化する予定。 □東芝松下ディスプレイテクノロジーのホームページ (2006年3月8日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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