3月上旬 発売

価格：オープンプライス

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　カノープス株式会社は、動画変換/DVD作成ソフトウェア、MPEG-2/4変換ハードウェア、ビデオカードなどを3月上旬より発売する。対応OSはWindows XP/x64 Edition。

●「なんでも換太郎対応 ハードウェアMPEG2・4エンジン」

「なんでも換太郎対応 ハードウェアMPEG2・4エンジン」

　PCI Express x1バス対応のMPEG-2/4ハードウェア変換カード「なんでも換太郎対応 ハードウェアMPEG2・4エンジン」は、ViXSのXCodeII-Lチップを利用してハードウェアでMPEG-2/4にトランスコードを行なう製品。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は39,800円前後の見込み。

　動画変換ソフト「なんでも換太郎 mini」およびDVD作成ソフト「MPEGCraft 3 DVD」が付属し、双方からハードウェアによる動画変換を行なえる。カード単体では、IEEE 1394(6ピン)からのHDV/DVキャプチャ、同社のノンリニアDV編集カード「DVStorm XA」用のコンポーネントアウトができる。

　なんでも換太郎 miniでは、MPEG-2、PSPやiPodで再生可能な動画をハードウェアトランスコードで作成でき、同社の動画変換ソフト「X Pack」シリーズや作成キットと組み合わせ、各プリセットの追加も可能。なお、追加プリセットはソフトウェアエンコードとなる。MPEGCraft 3 DVDからは、MPEG-2変換処理の時に利用できる。また、同社の「FEATHER 2006」、「EDIUS Pro3」や、AdobeのPremiereから利用可能なプラグインも付属する。

各ソフトからハードウェアトランスコードを利用可能	なんでも換太郎 miniとフル版の違い	コーデックは同社製の各種ソフトのプリセットを使用可能。ただし、ソフトウェアエンコードでの利用となる

●動画変換ソフト「なんでも換太郎」

　動画変換ソフト「なんでも換太郎」は、MPEG-1/2/4、DivX、XviD、WMV形式のPC用ファイルと、iPod、PSP、プレイやん、PLAY-YAN micro、ザウルス、W-ZERO3、エプソンのP-2000/P-4000向けの携帯プレーヤー用ファイルを作成できるソフト。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9,800円前後の見込み。

　ユーザーインターフェイスは読み込んだ動画ファイルの変換を行なう主画面と、カット編集画面のシンプルな構成。変換前のファイルはWindows Media Playerで再生可能な動画であれば読み込み可能で、HDVおよびCanopus HQコーデックの読み込みもサポート。映像フィルタは解像度変更、プログレッシブ化、フレームレート変更を用意。バッチ出力にも対応する。

　また、前述のハードウェアMPEG2・4エンジンを併用することで、ハードウェア変換も利用できる。MPEGCraft 3 DVDから呼び出して各フォーマットでの出力にも対応する。なお、デュアルコアCPUなどのマルチスレッドによるソフトウェアエンコードは各コーデックに依存する。

コンセプトはこれまでの換太郎シリーズと同じ

●DVD編集/作成ソフト「MPEGCraft 3 DVD」

　「MPEGCraft 3 DVD」は、DVDの1フレーム単位での編集や、DVD作成が可能なソフトで、価格は7,350円。MPEGCraft 2 DVDからのアップグレード版は3,675円。MPEGCraft 1/LE/DVDの旧製品のユーザー向けアップグレード版は、同社直販サイトで4,725円で販売される。

　MPEGCraft 3 DVDでは、HDビデオカメラからの入力、Dolby Digital 5.1、DVD-VRのサポートを追加し、DVD再生用メニューの作成ウィザードやインターフェイスの改良などを行なった。5.1ch音声は入力ソースが5.1chのファイルのみ対応し、ステレオなどから5.1chへの変換はできない。

前バージョンからの変更点	動画編集のGUI	新たに追加されたDVDメニューのウィザード
なんでも換太郎との連携も可能	なんでも換太郎、ハードウェアMPEG2・4エンジンを利用した時の出力コーデック	Athlon 64 X2 3800+、A8S-Xを搭載したデモマシン

●ビデオカード「MTVGA X1300L」

　「MTVGA X1300L」はRadeon X1300 HyperMemoryを搭載したPCI Express x16バス用ビデオカード。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,800円前後の見込み。MTVGAシリーズの最新GPU採用製品で、ビジネス、TV試聴、動画再生、ビデオ編集など、ゲーム用途以外にPCを利用するユーザー向けという位置付け。

　冷却はヒートパイプを採用したファンレスタイプ。インターフェイスはDVI-I、ミニD-Sub15ピン、TV出力で、HDTV出力に対応。ソフトウェアはFEATHER 2006に加え、Nero系のDVD再生ソフト、DVDオーサリングソフト、DLNA互換サーバーソフトなど多数のソフトが付属する。

「MTVGA X1300L」	1本だけだがヒートパイプを利用した冷却機構	豊富な付属ソフトウェア

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2006/op_mpeg2_4.htm
http://www.canopus.co.jp/press/2006/nandemo_kantaro.htm
http://www.canopus.co.jp/press/2006/mc3.htm
http://www.canopus.co.jp/press/2006/mtvgax1300l.htm
□製品情報 http://www.canopus.co.jp/catalog/kantaro/op_mpeg2_4_index.htm
http://www.canopus.co.jp/catalog/kantaro/nandemo_kantaro_index.htm
http://www.canopus.co.jp/catalog/mpegcraft/mcraft3dvd_index.htm
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtvga/mtvga_index.htm
□関連記事
【2005年11月9日】カノープス、“ながら視聴”向け録画ソフト採用の「MTVX2006」(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20051109/canopus1.htm
【2005年7月11日】カノープス、MP4変換対応「かんたん換太郎エディット for Nintendo」(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050711/canopus.htm
【2004年7月21日】カノープス、DVD作成機能を強化したMPEG編集ソフト(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040721/canopus2.htm

(2006年2月8日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]