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2006 International CES 会場レポート
【HPブース編】
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左でBlu-ray、右でHD DVDを再生中 |
会期:1月5日~8日(現地時間)
会場:Las Vegas Convention Centerなど
今回の2006 International CESでは、Blu-ray Disc(BD)およびHD DVDが投入される年ということもあり、各社が対応プレーヤーや投入タイトルなどを発表するなど、大きな動きが続いている。
この次世代DVDの双方を大手PCメーカーで支持する方針を打ち出しているのが、米Hewlett-Packard。当初は容量の優位点などからBDのサポートを表明していたが、2005年末にはHD DVDプロモーショングループにも加入。双方のフォーマットを消費者に提供するという選択肢を選んだ。
同社ブースでは双方の再生デモを、隣り合ったノートPCで行なっている。これらを含めたHewlett-Packardのブースの様子を紹介する。
●次世代DVDの再生デモを並べて実施
PC単体で展示されたのはHewlett-Packardブランドの「Pavilion」シリーズで、Centrino Duoのロゴが貼られた14型ワイド液晶の「dv1000t」(未発売)、Turion 64を搭載する15.4型ワイド液晶の「dv5000z」(発売中)、モバイルCPUを使用した小型デスクトップ「Slimline s7320」(未発売)の3製品。
BDおよびHD DVDの再生デモで使用されたのが「dv5000z」で、2台並べて展示されていた。このあたりが双方の支持を表明しているHewlett-Packardらしい。再生ソフトはCyberLinkの「PowerDVD 6」を利用。アプリケーションに再生メディアのロゴが表示され、どちらのフォーマットかが分かるようになっている。再生についてはどちらも問題なく行なえていた。
同社サイトでComing SoonとなっているCentrino Duoノート「dv1000t」は、展示機のプロパティを確認したところ、Core DuoのT2500(2GHz)を搭載していた。Slimlineシリーズに属するデスクトップ「s7320」はモバイル向けCPUのCeleron Mを搭載。なお、これらの製品の日本での発売は未定。
●HPが開発した「LightScribe」の展示も
Hewlett-Packardは、光学ドライブのレーザーでラベルを書き込める「LightScribe」を開発しており、同社PCのBTOでLightScribe対応のドライブも選択できるようになっている。
展示機の中にはLightScribeのロゴシールが貼られたマシン(dv5000z)も用意されていた。搭載ドライブは東芝サムスンストレージ・テクノロジー製のDVD±R/RWドライブ「TS-L532M」。
また、2005年10月に発表された、LightScribeのラベル色を増やしたメディアバージョン1.2の各メディアも展示。従来までの金色に加え、赤、黄、青、緑などの各色を印刷済みの状態で展示している。
Turion 64、Windows XP、Radeon Xpress 200Mのロゴに加え、右下にLightScribeのロゴが貼られていた | ドライブは東芝サムスンストレージ・テクノロジーの「TS-L532M」 | カラーバリエーションを増したメディアバージョン1.2のLightScribe対応メディア |
●そのほかPC周辺機器
日本ではPC本体やディスプレイ、PDA、各種サーバー、プリンタなどを販売しているHPだが、米国ではデジタルカメラからサプライ品までPC関連の製品を数多く取り扱っている。日本HPのイメージとは、また違った一面が見られた。
多くのラインナップがあるデジタルカメラ | HPロゴの入ったデジカメケース | フォトペーパー |
マウスやUSB Hub、USBやLANのケーブルなどのサプライ品も | USB Hub(写真左)の中央上とLANケーブル(写真右)のコネクタにまで「HP」のロゴが入っている | |
大型のワイド型液晶 | これは日本でもおなじみのPDA「iPAQ」 | PCとは離れるが電卓も展示されていた |
□2006 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/
□Hewlett-Packardのホームページ(英文)
http://www.hp.com/
(2006年1月8日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]