12月10日オープン

開店を待つ店内。入り口横には来店者に配られる記念のTシャツが多数用意されている

　米Apple Computerの直営店舗である「アップルストア仙台一番町」(Apple Store, Sendai Ichibancho)が、12月10日の午前10時にオープンした。日本では6店目、世界的には136店目の直営店舗となる。ちなみにイギリスでも同じ12月10日、シェフィールドに英国内5店目の店舗「Apple Store, Meadowhall」が開店するが、時差の関係から仙台一番町のほうが開店が早く、シェフィールドの店舗は137店目になるものと思われる。

　オープン当日の仙台市は朝になって小雪が舞い始めた。行列の先頭は、深夜0時頃から並びはじめたという地元の学生の方。明け方までは20人程度の行列だったが、夜明けとともに人は増え、7時頃には100人を超えたとのこと。アップルコンピュータ広報によると、10時の開店時には約1,000名の行列になったという。

　行列は店舗の立地が広いアーケード街ということで、横5人に整列した状態で整然と誘導されていた。行列はアップルストア仙台一番町の店頭から南に向かって一直線に伸びており、開店時には100m以上離れた百貨店の藤崎まで達していた模様だ。

　アップルストア福岡天神の開店時と同様、開店に際したセレモニーはなく、店舗扉のオープンと同時に行列の先頭から順に入店がはじまった。記念のＴシャツを手渡され、拍手で迎える店舗スタッフとハイタッチを交わす、お馴染みの光景がここアップルストア仙台一番町でも繰り広げられた。

　先週開店したアップルストア福岡天神と比べて、売り場面積がやや狭いこともあって店内はあっという間に満員となり、断続的に入店制限が続いている。開店から1時間余りが経過した時点では、行列の消化分と同じかそれ以上の来店客が行列へと加わっており、行列自体の長さはさほど短くはなっていない。店内の混雑や入場待ちの行列は午後まで続きそうな気配だ。

　来店者のお目当ては、やはりiPodファミリーやiPod関連アクセサリー類が多く、手にしたiPodを早々にレジで会計を済ませる来店者も目立つ。オープニングのイベントとして、午後3時から仙台在住の3人組ヒップホップユニット「GAGLE」の店内ライブも予定されている。

開店前の行列は、店舗前からアーケード街を南に向かって誘導された。横5人で整然と並んでいる	開店の30分ほど前には行列の長さは100mほどに達している。アーケードの切れ目となる部分を前に、何度か行列の間を詰める移動も行われていた	開店前の店舗スタッフによる最終ミーティング。リージョンマネージャのスティーブ・ケーノ氏からは「この日を迎え、ようやく皆がアップルのファミリーになります。自信を持ってお客様を迎えてください」と、開店にいたるスタッフの労をねぎらった

ドアオープンと同時に、スタッフ全員が拍手で迎えるなかを来店客が次々と入店するお馴染みの光景が、ここアップルストア仙台一番町でも繰り広げられた	来店者ひとりひとりに記念のTシャツが手渡される。来店者もスタッフもほんとうに嬉しそうだ	胸に「Sendai」の文字とアップルロゴの入った記念のTシャツ。来店者先着1,000名が手に入れた

開店直後の店内の様子。あっというまに店内は来店者であふれてしまった	総額30万円相当のデジタルグッズがあたるモニタープレゼントは、大晦日まで応募を受け付けている。店内で指定のフォームに記入することで応募できる	やはり人気はiPodやiPod関連のアクセサリー。店内にはソフトウェアや周辺機器も含めて1,000を超えるアイテムが用意されている

お目当ての商品を手に、早々に会計を済ませる来店者もいる。レジ奥には多数のiPodも用意されている	混雑が続く店内ながらも、スタッフも来店者も皆が思い思いにアップルストア仙台一番町の開店を楽しんでいるように見える	開店から1時間余りが経過した時点でも断続的に入店制限が続いている。消化する行列とほぼ同じぐらいの人数が新たに行列に加わっていて、混雑は午後まで続きそうだ

□アップルのホームページ
http://www.apple.com/jp/
□店舗情報
http://www.apple.com/jp/retail/sendaiichibancho/
□関連記事
【12月9日】アップルストア仙台一番町、10日の開店を前に店内を公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1209/apple.htm
【12月3日】アップルストア福岡天神オープンに1,000人が並ぶ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1203/apple.htm

(2005年12月10日)

[Reported by 矢作晃]