12月1日 発表

　株式会社MCJは1日、民事再生手続き中である株式会社イーヤマの事業継承に関して、スポンサー契約書を締結したと発表した。

　イーヤマは、11月7日に東京地裁に民事再生法の適用を申請しており、MCJは所定の手続きに従って、イーヤマの営業譲渡を受け、優良資産、ノウハウ、およびブランドなどを継承する。

　営業譲渡の受け皿会社として、新イーヤマ(仮称)を設立する。来年度(2006年4月1日～2007年3月31日)には、年間売上高約165億円、経常利益約3億円を目標とする。

　スポンサー契約書の締結は11月30日に行なわれた。営業譲渡日は2006年2月1日を予定しているが、民事再生手続き中であるため、日程や内容は確定していない。今後確定しだい開示するとしている。

　イーヤマは低価格の17型CRTで知名度を上げ、現在は液晶ディスプレイと自社ブランドのPCを主力商品としていた。MCJでは、イーヤマの持つディスプレイに関する資産を生かし、自社のPC周辺機器である液晶ディスプレイの調達力を高めるとしている。

□MCJのホームページ
http://www.mouse-jp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mouse-jp.co.jp/company/ir/irnews/2005/pdf/1201-01.pdf
□イーヤマのホームページ
(12月1日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.iiyama.co.jp/
□関連記事
【11月7日】イーヤマ、民事再生手続きを申し立て
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1107/iiyama.htm

(2005年12月1日)

[Reported by date@impress.co.jp]