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WPC EXPO会場レポート【1/2/3ホール編】
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NECのブース | 高音質/高画質を謳うコンセプトモデル「Rosso」 |
17型液晶を備え、AVステーションとドッキングしてTVとしても使えるコンセプトモデル「tvi」 | 本体左右に取っ手をつけたコンセプトモデル「Flexible-NT」(写真左)と薄型のコンセプトモデル「MiM」 |
また、発売済みの水冷システムを採用したデスクトップPC「VALUESTAR X」、液晶一体型の「VALUESTAR SR」のほか、16日発表のAthlon 64/Sempron搭載の「ValueOne MT」2モデルを展示。故意に負荷をかけたりアイドルさせるアプリケーションを走らせ、電力消費を計るデモが行なわれた。
Pentium D搭載モデルでは、CPUのみで80W程度の電力を消費するが、Sempron搭載モデルではシステム全体でフル稼働時80W程度、アイドル時30W程度に抑えられている。これはCool'n'Quietによる効果だという。
VALUESTAR X | VALUESTAR L |
VALUESTAR SR | ValueOne MT(MT850/2A) | ValueOne MT(MT400/2A) |
ValueOne MT(MT200/2A)による消費電力のデモ | 故意にCPU負荷をかけたり、アイドル状態にさせることで、CPUコアの電圧変化を記録 | Turion 64搭載のLaVie L |
25日に発表された「LaVie T」も展示されており、実際に実機に触れることができる。
LaVie T | 本体左上の各ファンクションボタンは赤色に光る |
同様に右上の各ファンクションボタンも光る。DVD視聴時はすべて消灯することもできる | 本体底面のサブウーファー部 |
●シャープは「W-ZERO3」やPC-MW70J/50Jのカラーバリエーションモデルを展示
シャープのブースでは、20日に発表されたウィルコムのモバイル端末「W-ZERO3」を展示。試用台が多数設置され、同製品を実際に試用できる。
シャープのブース | ウィルコムのモバイル端末「W-ZERO3」 | 本体背面 |
また、26日よりシャープの直販サイトのみで販売される「PC-MW70J」、「同50J」のカラーバリエーションモデルを展示。「メビウスレッド」、「ミッドナイトブラック」、「エクセレントブルー」、「ガンメタリックグレー」の4種類が用意され、各カラー10台限定。
「メビウスレッド」 | 「ミッドナイトブラック」 |
「エクセレントブルー」 | 「ガンメタリックグレー」 |
そのほか、電子辞書や視野角をコントロールできるベールビュー液晶も展示された。
電子辞書「PW-A8400-S」 | 「PW-A8400-W」 |
ベールビュー液晶を正面から覗いたところ。Excelが表示されている | ベールビュー液晶を側面から覗いたところ。画像が見えなくなっている |
●東芝のブースは「Qosmio F20」をアピール
東芝のブースでは、同社のAVノートPC「Qosmio F20」のデモストレーションと展示を行ない、「便利でカンタン、画がきれい」と強くアピールしていた。また、ノートPC用HD DVDドライブ、HD DVD用光学ヘッドなども展示された。
東芝のブース | 「Qosmio F20/475LS」 |
「Qosmio F20/490LS」 | ノート用薄型HD DVDドライブ(写真左)とヘッド(写真右) |
●松下は「TOUGHBOOK」、「ポケットコピー」を展示
松下は、Let'snote、TOUGHBOOKシリーズなどを展示し、実際のTOUGHBOOK落下テストも行なっていた。また、SDメモリカード同士でデータをコピーする「ポケットコピー」、Let'snote R4/Y4用カラー天板なども展示した。
松下のブース | R4/Y4用各種カラー天板 |
TOUGHBOOK「CF-29」 | SDポケットコピー |
●1,230gのコンパチブルタブレットPC「Flybook」
台湾DIALOGUEは、1,230gのA5サイズノートPC「Flybook」を展示。日本でも早ければ11月中に発売されるが、価格は未定。搭載OSはWindows XP Home Edition/Professional。
最大の特徴は、「A33i」シリーズではGPRS/GMSアンテナとSIMスロット、「V3xi」、「V2x」シリーズでEDGE/GPRS/GSM、CDMA-2000 1X EV-DOを内蔵し、携帯電話やPCカードなしでモバイル通信に対応する点。また、Type2 PCカードスロット、Bluetooth、IEEE 802.11b(V3xi、V2xはb/g)、Ethernet(V3xi、V2xはGigabit Ethernet)、TV出力、USB 2.0×2、IEEE 1394×2、56kモデムなどを備える。
DIALOGUEのブース | 「Flybook」 |
本体を閉じたところ | 本体左端にSIMカードスロットを備える | 本体背面に、Type2 PCカードスロット、Ethernet、TV出力、USB 2.0、IEEE 1394、モデムなどを備える |
ディスプレイはタッチパネル搭載の8.9型TFT液晶を備え、PC本体にスタイラスを収納可能。画面を回転してタブレットPCとしても使用できる。
A33iは、CPUにCrusoe TM5800 1GHz、メモリ512MB、ALi 1535+チップセット、GPUにMOBILITY RADEONなどを搭載。
A3xiは、CPUに超電圧版Pentium M 1.1GHz、メモリ512MB、ALi RS450チップセット(ビデオ機能内蔵)などを搭載する。A2xは、A3xiからCPUをCeleron M ULV(600MHz)に変更したモデルで、そのほかの仕様はA3xiに準ずる。
本体サイズは235×155×31mm(幅×奥行き×高さ)。
●タカラ、アプリケーションを起動するレバーなど
タカラは、PC関連の玩具として「秘密基地を作ろう!」を展示。発売は2006年前半頃で、価格は各モデル4,000円前後を予定している。
一例として、アプリケーションを起動する「レバー」などのデモストレーションを行なった。アニメ風のUSB接続のレバーは、本体に5つのボタンを備え、ボタンを押しながらレバーを前に倒すと、画面にさまざまなアニメが流れ、終えるとアプリケーションを起動するという機能を持つ。「アニメ気分で、アプリケーションをカッコよく起動できる」というのがウリ。
【お詫びと訂正】初出時、「秘密基地を作ろう!」の発売日について、11月上旬発売と記述しておりましたが、誤りでした。お詫びとともに訂正させていただきます。
タカラのブースでは、「秘密基地を作ろう!」シリーズを展示 | アプリケーションを起動するレバー | 本体に5つのボタンを備え、5つのアプリケーションを割り当てられる |
レバーを前に倒すと、アニメが10秒間ほど再生され、その後アプリが立ち上がる | LEDディスプレイ。メッセージはカスタマイズできるほか、複数接続することも可能 | ジェットエンジン風のUSB扇風機 |
そのほか、ジェットエンジン風のUSB扇風機、表示をカスタマイズできるLEDディスプレイなども同時発売されるほか、“ミサイル発射ボタン風”の「Windowsをカッコよく終了できる」ボタンなども近日発売予定としている。
●その他
そのほか、コクヨがPowerPoint対応緑色レーザーポインタ、竹中工務店が空中でマウスポインタを操作できる非接触・非装着ヒューマンインターフェースなどを展示していた。
コクヨはPowerPointのページ送り/戻しができる緑色レーザーポインタを展示 | 竹中工務店の非接触・非装着のヒューマンインターフェース。手を動かすと画面上のポインタも追尾し、手を押すように前に出すとクリックされる | 手を動かす空間の上に設置されたセンサーで感知する |
□WPC EXPO 2005のホームページ
http://expo.nikkeibp.co.jp/wpc/top.html
□関連記事
【10月22日】WPC EXPO 2004レポートリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/link/wpc.htm
(2005年10月27日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]