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アップル、新iMac G5/iPod発表会を国内公開
10月13日公開 アップルコンピュータ株式会社は、新iMac G5およびiPodを発表、米国で行なわれたスティーブ・ジョブズCEOによる発表会の模様を、国内でも公開した。 発表会では、新型iMacが2機種発表されたほか、HDD搭載iPodがフルモデルチェンジとなり、液晶が大型化、動画再生に対応した。会場には新iMac、iPodとも実機が展示され、注目を集めた。 ジョブズ氏は、「驚くようなものをこれからお見せする。多くの優れた映画は3部作になることが多いが、今回の講演も3部作にしてみた」などと語り、講演を開始した。 第1部では新型iMac G5を紹介。筐体は従来モデルからさらに薄型となり、液晶ディスプレイ上部にビデオカメラ「iSight」が標準で搭載された。また、ソフトウェアとして、「Front Row」とよばれる10フィートGUIライクなインターフェイスを備えるメディアランチャーがプリインストールされる。 Front Rowは、音楽やDVD、写真などを簡単な操作で切り替えて表示できるインターフェイスで、操作方法はiPodのインターフェイスを踏襲している。新たに、iMac G5に付属する小型の赤外線リモコン「Apple Remote」によって遠隔操作も可能。Apple Remoteは、iMacの本体右側面に内蔵されたマグネットに着脱できるようになっている。 ジョブズ氏は、Front Rowについて「新しいメディアの楽しみ方」と表現。Apple Remoteにはボタンは6つしかついていないが、Gatewayなど、一般的なPCにバンドルされている多ボタンタイプのリモコンには40以上のボタンがあることを強調。「実にアップルらしいリモコンだ」と述べ、そのシンプルさを強調した。
第2部はiPodで、まずはその好調ぶりをアピール。2005年度第4四半期におけるiPodの出荷台数は645万1,000万台で、前年同期比220%増。マーケットシェアは75%。特に、つい5週間前に発表されたiPod nanoは最初の17日間で100万台を販売したという。 そしてジョブズ氏は、iPodシリーズのハイエンドモデルである、HDD搭載の“ホワイト”iPodについて言及。「このモデルは非常に大成功を収めた。したがって、そろそろ取り替える時期が来た」と語り、新型iPodを紹介した。 新型iPodでは、新たに2.5型の大型カラー液晶を搭載。MPEG-4/H.264に対応し、動画再生が可能になった。HDD容量は30GBモデルと60GBモデルが用意され、厚みは従来もっとも薄かった20GBモデルの16.1mmよりも薄く、30GBモデルで11mm、60GBで14mm。厚さ以外のサイズは旧モデルと同等となっている。 ジョブズ氏は、新型iPodについて「まさに最高のプレーヤー。MPEG-4/H.264の動画再生に対応し、別売のケーブルを購入すればTV出力(オプション)もできる。iPod nanoも好調で、かつて、これほどのラインナップはなかった」と絶賛した。
第3部では「iTunes 6」を紹介。iTunesは5週間前に、iPod nanoと同時に「iTunes 5」が公開されたばかりだったが、わずか5週間で6へとバージョンアップすることになった。 今回のiPodのウリともいえる、動画コンテンツをダウンロード購入できるようになったことが大きな特徴。ミュージックビデオやインディーズビデオなどが、すべて1本1.99ドルで購入できる(日本では1本300円)。米国限定ながら、ウォルトディズニーとの提携により、米国で人気のある「Desperate Housewives」、「Lost」などのTVドラマの販売も開始された。
ジョブズ氏は、「TV番組については放送翌日から購入できる。CMもなく、すでに放送が終わっているものも購入できる」と、その自由度の高さを強調。その後、ウォルトディズニーのCEO ロバート・アイガー氏も登場し、「今回は、偉大なコンテンツとテクノロジの出会いとなった。コンテンツプロバイダーにとっては大きなチャンスとなるだろう。テクノロジによって多くの場所にコンテンツを配信できることは大きなメリットであり、今回の提携は大きな一歩となる」などと語り、期待感を示した。 そのほかの機能としては、友人にアルバムやミュージックビデオなどをプレゼントできる「オンラインギフト」機能、iTunes Music Storeの購入履歴を元に、おすすめ楽曲を表示する「Just for You」(ベータ版)、楽曲ごとに、ユーザーがレビューを投稿したり、ほかのユーザーのレビューを評価することができる「オンラインカスタマーレビュー」機能などが搭載された。 ジョブズ氏は最後に、「昨日(11日)までは、Webで音楽を購入し、PCで聞き、それを持ち運ぶことができていた。しかし、昨日からたった1日で、Webでビデオを購入し、PCで視聴し、持ち運ぶことができるように、劇的な変化を遂げた。これを実現してくれた、開発者たちに大きな拍手を送りたい」と賛辞を述べ、講演を終えた。
□アップルのホームページ (2005年10月13日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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