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バッファロー、通信距離を2倍以上伸ばした無線ルータなど

「WHR-HP-G54」

8月中旬より順次発売

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 株式会社バッファローは、無線LAN製品14モデルを8月中旬より順次発売する。

 「WHR-HP-G54」は、IEEE 802.11b/gおよびEthernetに対応した無線LANルータ。8月下旬より発売され、価格は19,740円。

 電波出力の強化を行なう「AirStation Booster」を搭載。従来モデルと比較し、送受信系回路/アンテナ効率/ソフトウェアの改善により、通信距離/速度を伸ばした。

 同社の測定によれば、20Mbpsで通信できる距離が従来の105mから220mになった。また、木造2階建ての住宅で、1階にアクセスポイントを設置し、真上の2階のところで通信速度を測定した結果、従来のAirStation Boosterなしの「WBR2-G54」では11.5Mbpsのところ、「WHR-HP-G54」では28.9Mbpsに向上したという。

20Mbpsで通信できる距離が従来の105mから220mに 木造2階建て住宅での測定結果

 また、PPPoAなどの環境では設定なしに、PPPoEなどの接続環境ではユーザーID/パスワードを設定するだけで接続可能な「インターネット@スタート」機能、ブリッジモード/ルータモードをハードウェアで切り替えられる「ブリッジ/ルータ切り替えスイッチ」、無線の空きチャンネルを自動的に検出し使用する「電波混雑防止機能」などを搭載する。

 ポートはWAN×1、LAN×4。本体サイズは28×144×130mm(幅×奥行き×高さ、スタンド/アンテナ含まず)、重量は245g。

 IEEE 802.11b/g対応無線LAN PCカード(WLI-CB-G54S)をセットにした「WHR-HP-G54/P」、Ethernetメディアコンバーター(WLI3-TX1-G54)をセットにした「WHR-HP-G54/E」も用意され、価格はそれぞれ22,050円、26,565円。

「WHR-HP-G54/P」 「WHR-HP-G54/E」

「WHR-G54S」

 「WHR-G54S」は、WHR-HP-G54からAirStationBooster機能を省いたモデルで、本体色やデザインが一部異なる。そのほかの仕様は「WHR-HP-G54」とほぼ同じ。8月中旬より発売され、価格は11,025円。

 WHR-G54Sに無線LAN PCカード(WLI-CB-G54S)をセットにした「WHR-G54S/P」、USB無線LANアダプタ(WLI-U2-KG54)をセットにした「WHR-G54S/U」、Ethernetメディアコンバーター(WLI3-TX1-G54)をセットにした「WHR-G54S/E」も用意され、価格は「WHR-G54S/P」、「WHR-G54S/U」が12,075円、「WHR-G54S/E」が18,690円。

「WHR-G54S/P」 「WHR-G54S/U」 「WHR-G54S/E」
「WLE-AT-DAC」

 また、WHRシリーズ専用平面型指向性アンテナ「WLE-AT-DAC」を9月上旬に発売する。価格は4,179円。同アンテナを取りつけることで本体前面方向(上下左右約30度)に約50%の通信距離を伸ばせるという。本体サイズは68×15×68mm(同)、重量は35g。

「WLI-TX4-G54HP」

 「WLI-TX4-G54HP」は、EthernetをIEEE 802.11b/gに変換するメディアコンバーター。9月上旬より発売され、価格は15,330円。

 電波出力の強化を行なう「AirStation Booster」を搭載。4ポートスイッチングHubを内蔵し、最大4台までの有線機器を接続可能。本体サイズは130×144×28mm(同)、重量は240g。

 また、従来のAirStationでも利用できる平面型指向性アンテナ「WLE-DAH」、無指向性アンテナ「WLE-HG-NDR」を8月中旬より発売する。価格はともに6,279円。

 「WLE-DAH」では一定方向に約70%、「WLE-HG-NDR」では全方向に約60%通信距離を伸ばせるというアンテナ。なお、WLE-HG-NDRを「AirStation Booster」搭載機種で使用すると出力が強くなりすぎ、電波法違反となるため利用できない。

 本体サイズは、WLE-DAHが100×124×122mm(同)、重量は約300g。WLE-HG-NDRが107×105×351mm(同)、重量は約220g。

「WLE-DAH」 「WLE-HG-NDR」

「WLI-U2-KAMG54」

 「WLI-U2-KAMG54」は、IEEE 802.11a/b/gに全対応したUSB型無線LANアダプタ。8月下旬より発売され、価格は6,615円。対応OSは、USB 2.0モードではWindows XP(SP1以降)/2000(SP4)、USB 1.1モードではWindows Me/98 SEにも対応する。

 世界標準IEEE 802.11a(W53/W52)に対応するほか、従来の日本独自規格IEEE 802.11a(J52)でも利用可能。本体サイズは103×11.3×28.5mm(同)、重量は24g。

 同アダプタにIEEE 802.11a(W53/W52)と同b/gを同時利用できるルータ「WER-AM54G54」をセットにした「WER-AM54G54/U」、IEEE 802.11a(W53/W52)と同b/gを排他利用できるルータ「WER-AMG54」をセットにした「WER-AMG54/U」も用意され、価格はそれぞれ22,050円、18,690円。

「WER-AM54G54/U」 「WER-AMG54/U」

●“バッファローであれば繋がる”というブランドイメージを

 3日に行なわれた製品発表会では、常務取締役 事業本部長 山口英利氏が挨拶した。

 同社が集計したアンケートによると、多くのユーザーが無線LAN導入において最大の障害となっているのは、“繋がるかどうか不安”という要因によるものが大きいという。同氏は、「これらの解決には、多様な環境下でも確実に繋がるということを保証した製品を提供しなければならない。今回の新製品の投入により、“バッファローであれば繋がる”というイメージをユーザーに定着していきたい」とした。

 また、発表会では、既に発売されている「AirStation Booster」を搭載したIEEE 802.11b/g対応無線LAN PCカード「WLI-CB-G54HP」を利用したデモストレーションが行なわれた。FTPによる速度計測では、Centrinoの無線LANの速度は939.7KB/secだったが、同じPCで「WLI-CB-G54HP」を利用し接続したところ、2,511KB/secを記録し、同製品の性能を実証した。

山口英利氏 繋がるかどうかという不安が無線導入の足止めとなっている 会場で行なったデモ。アクセスポイントは従来モデルを利用し、既に発売されているAirStation Booster搭載LANカード「WLI-CB-G54HP」で実験。ここではあえてアクセスポイントの出力を低く設定したという。Centrinoの無線LANの約2.7倍の速度を記録

□バッファローのホームページ
http://buffalo.jp/
□ニュースリリース
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/028_1.html (WHR-G54Sシリーズ)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/028_2.html (WHR-HP-G54シリーズ)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/028_3.html (WLE-AT-DAC)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/028_4.html (WLI-TX4-G54HP)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/028_5.html (WLE-AT-DAC/WLE-HG-NDR)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/028_6.html (WLI-U2-KAMG54)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/028_7.html (WER-AM54G54/U、WER-AMG54/U)

(2005年8月3日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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