「インテル コンパイラ バージョン 9.0」

6月21日　発売

価格：64,260円～

　エクセルソフト株式会社は、インテル製C++/Fortranに対応した「インテル コンパイラ バージョン 9.0」を6月21日より発売する。

　価格は、「Windows版/Linux版インテルC++コンパイラ 9.0」がともに64,260円、「Windows版インテルFortranコンパイラ 9.0 - スタンダード・エディション」が75,915円、「同プロフェッショナル・エディション」が195,825円、「Linux版インテルFortranコンパイラ 9.0」が103,845円。

　IA-32コンパイラのほか、新たにEM64T対応コンパイラもCD-ROM内に同梱。また、OpenMP 2.5および3.0の一部をサポートし、マルチコアCPUの対応を強化した。コンパイルにかかる時間も改善されたという。

インテル株式会社 エンタープライズ&ネットワーク ソリューションズ本部 エンタープライズ テクノロジ エバンジェリスト 菅原清文氏

　15日に開催された製品発表会で、インテル株式会社 エンタープライズ&ネットワーク ソリューションズ本部 エンタープライズ テクノロジ エバンジェリスト 菅原清文氏が製品説明にあたった。

　同氏は、「従来のHyper-Threadingでは、CPUリソースの空き時間を利用しスレッドを実行するため、一部のアプリケーションでは逆に性能低下することがあった。新しいデュアルコアCPUでは、物理的リソースが2つ存在するため性能は確実に向上する。新コンパイラはマルチコアCPUに最適化されており、CPUのパフォーマンスをフルに引き出し、最大70%以上のパフォーマンス向上が見込める」と話した。

　また、「インテルは今後も最新プラットフォームに対応したソフトウェア開発ツールを提供していく。コンパイラがマルチコアCPUの最適化を行なうことで、今後対応したアプリケーションが増え、マルチコアCPUの普及にも繋がる」と語った。

インテル コンパイラ 9.0の特徴	コンパイラの対応でマルチコアへの移行を加速する

□エクセルソフトのホームページ
http://www.xlsoft.com/jp/
□製品情報
http://www.xlsoft.com/jp/products/intel/compilers/
□インテルのホームページ
http://www.intel.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.com/jp/intel/pr/press2005/050615.htm
□製品情報(英文)
http://www.intel.com/software/products/compilers/

(2005年6月15日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]