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インテル、ソフトウェア開発者を対象とした
「インテル・ソフトウェア・カレッジ」を開催

5月10日 開催



 インテル株式会社は10日、ソフトウェア開発者向けトレーニングコース「インテル・ソフトウェア・カレッジ」の体験会を報道関係者向けに開催した。

 国内向けのソフトウェア・カレッジでは、現在、無料のオンラインコースが受講可能だが、従来からアナウンスされていたクラスルーム形式による有料コースが5月30日よりスタートすることになった。

インテル株式会社 菅原清文氏

 体験会の講師を務めたエンタープライズ & ネットワーク ソリューションズ本部 エンタープライズ テクノロジー エバンジェリストの菅原清文氏は、ソフトウェア・カレッジの開催に関して「アメリカでは約2年前からオンライン/Webcast/クラスルーム形式合わせて延べ約300のコースを開催している。日本でも「どのようにしたら効率よくツールを使えるか」などの質問が多く寄せられ、その都度短いセッションを開いていたが、多数のユーザーを対象とした教育コースが必要と感じ、日本でも開催することとなった」と語った。

 コースは「インテル コンパイラによる最高のパフォーマンスの実現」、「インテル VTune パフォーマンス・アナライザによるパフォーマンス解析」、「インテル スレッド化ツールによる並列スレッドの正当性の検証と最適化」の3つ。受講時間は午前10時~午後6時までで、定員は15名。受講料は各50,400円。

 教室では1人1台ずつPCが用意され、テキストによる講義と、実際のソースコードを用いた演習が行なわれる。

 体験会では、実際に行なわれる3コースの一部を紹介。コンパイラによるコード最適化、「パレートの法則」に基づくパフォーマンスの調査、アプリケーションをスレッド化した後のロード・インバランスの排除についてなどを、4時間にわたり解説した。

 なお、オンラインでの無料教育コースは「インテル VTune パフォーマンス・アナライザ入門」、「インテル スレッド・チェッカー入門」、「インテル スレッド・プロファイラ入門」の3コースが用意されており、エクセルソフト株式会社のサイトから受講が可能。

 同社は今後も、64bitコンピューティングやハイパフォーマンスコンピューティングなどをテーマとした、技術者向けコースを新設していく予定。

コンパイラ・クラスの内容 VTune パフォーマンス・アナライザ・クラスの内容 スレッド化プログラミング・クラスの内容
オプションを使用してのプロセッサ固有のコンパイル最適化。「使用方法」のW、PはそれぞれCPUのコードネームの頭文字から取ったものだという パレートの法則に基づき、パフォーマンスの調査は重要な20%の部分に絞って行なう アムダールの法則から、コードの最適化とスピードアップについて
アプリケーションをスレッド化した後のロード・インバランスの排除について ロード・インバランス排除前と排除後の比較

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□エクセルソフトのホームページ
http://www.xlsoft.com/jp/
□インテル・ソフトウェア・カレッジ概要
http://www.intel.co.jp/jp/developer/software/products/
□関連記事
【4月8日】インテル、同社製品の開発者育成を目的とした教育コースを開始(ENTERPRISE)
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/software/2005/04/08/5033.html

(2005年5月11日)

[Reported by ishid-to@impress.co.jp]

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