NTTコム、データの分割保存で情報漏洩を防止する 「セキュアドライブ」
4月15日発表
NTTコミュニケーションズ株式会社は15日、データを3つに分割保存して情報漏洩を防止する「セキュアドライブ」を開発したと発表した。
セキュアドライブは、独自に開発した「秘密分散システム」を採用。データを3つに分割し、ノートPC内蔵のHDD、外付けHDD、バックアップ用ストレージへ分散保存する。動作はWindowsのドライバレベルで実現しており、動作速度の低下は10%程度で済むという。
分割したファイルは、単一のファイルからの復元は不可能で、ノートPCもしくは外付けHDDのどちらかを盗難、紛失しても情報漏洩を防ぐことができるとしている。元データの復元は、分割した3つのファイルのうち2つのファイルから復元可能で、ノートPCや外付けHDDの1つを失ってもデータを失わない仕組み。
また、分散アルゴリズムには真性乱数を用いた新しいアルゴリズムを採用。大容量ファイルでも高速処理が可能なほか、従来の暗号化やパスワード方式では時間をかければ解読可能であったが、セキュアドライブでは2つのファイルが揃わなければ復元不可能にした。
同社は今後、広くパートナーを募り、セキュアドライブの関連ソフト、対応PCや外部記憶装置の開発、および販売、展開を進めていく。
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「秘密分散システム」イメージ |
「セキュアドライブ」の使用イメージ |
□NTTコミュニケーションズのホームページ
http://www.ntt.com/
□ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2005NEWS/0004/0415.html
(2005年4月15日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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