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ウェルトーン、音質にこだわったSkype向けハンドセット4月11日 発表 ウェルトーン株式会社は、P2P電話ソフト「Skype」などでの利用するPC用ヘッドセットを4月下旬より発売する。 ウェルトーンは、携帯電話用マイクで世界シェア25%を誇る株式会社プリモの販社であるプリモ販売株式会社から分社し、4月1日に設立されたばかりの新会社。プリモで培った音響技術を活かし、音質にこだわったPC用周辺機器の製造開発を行なう。
同社製品第一弾となるのが、「マイク/スピーカジャックタイプ ハンディフォン (WB-1001)」。発売は4月下旬。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,200円前後となる見込み。 PCのヘッドフォン/マイク端子に挿して利用する、受話器型のハンドセット。本体側面にミュートスイッチと、ボリュームダイヤルを装備。台座部は卓上以外に、液晶ディスプレイの上部にも設置できる。 本体サイズおよび重量は、ハンドセットが50×27×170mm(幅×奥行き×高さ)/100g、台座が85×60×85mm(同)/230g。 同社では、Skype、Yahoo! Messenger、Windows Messenger、MSN Messenger、フレッツコミュニケーション、フレッツコネクト、Fresh Voice、ドットフォン・パーソナルVでの動作を確認している。 なお、同製品とSkypeをセットにしたパッケージ製品「livedorスカイプ ハンディフォンセット」がライブドア株式会社より、4月28日に発売される。価格は5,229円。
このほか、関連製品や上位モデルが5月より順次発売される。
「USBスピーカスイッチ (WB-1501)」は、マイク/スピーカジャックタイプ ハンディフォン用の台座として使えるUSBスピーカ。発売は5月中旬で、店頭予想価格は4,200円前後となる見込み。 PCとUSBで接続し、マイク/スピーカジャックタイプ ハンディフォンをつなぐことで、Skypeの着信時に、ヘッドセットではなく、台座に内蔵されたスピーカから着信音を鳴らせるため、着信を聞き逃すことがなくなる。着信後は、本体のスイッチを押すことで、音声出力はヘッドセットへ切り替わる。 マイク/スピーカジャックタイプ ハンディフォンを設置するデザインとなっているがこれ以外でも、ヘッドフォン/マイク端子につなげる製品であれば利用できる。 「Skype対応USBハンディフォン (WB-2001)」は、プッシュボタンを備えた、USB接続のハンドセット。発売は5月中旬で、店頭予想価格は8,400円前後となる見込み。 本体にテンキー、ON/OFF、Start/Stop、マナーボタンを備え、PCのキーボード/マウスを操作することなくSkypeでIP電話がかけられる。十字キーも備え、Skypeのアドレス帳を呼び出したりもできる。マナーボタンを押すと、着信音が鳴らずに、本体背面のLEDが点灯する仕組み。 「Skype対応USBハンディフォン(64MBフラッシュ内蔵) (WB-2501)」は、前述の製品に64MBのフラッシュメモリを内蔵させたモデル。発売は6月上旬、店頭予想価格は不明。 Skype本体およびSkype用ユーティリティソフトが内蔵されており、持ち運んでPCのUSBメモリポートに接続するだけでSkypeが利用できる。内蔵メモリにはSkypeのアカウント情報なども保存できる。これ以外の仕様はWB-2001に準ずる。 ただし、Skype本体を内蔵させるかどうかは協議中で、ダウンロードして利用するようになる可能性もあるという。
このほか、無線タイプの製品や、IP電話会議用の据え置き式USBスピーカフォン、一般の電話機をIP電話端末として利用するためのUSBコンバータなどが予定されている。
11日に行なわれた発表会では、同社代表取締役社長の小河守氏が新会社設立の経緯などについて語った。 小河氏は「5年前までは携帯電話やカラオケ向けのマイクの販売が堅調だったが、ここ最近では端末メーカーからの価格要求が厳しくなり、利潤が下降してきた。そこでプリモ販売で独自製品を開発し、差別化を図ってきたが、プリモ“販売”という社名や、プリモとの兼ね合いによる弊害が出たため、分社化した」と設立の経緯を説明。 また、「これまでにない新しいものを開発し、小さいながらもメーカーといわれる会社にしたい」と志を語った。 □ウェルトーンのホームページ (2005年4月11日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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