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三洋、業界最小のリチウムイオン電池
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3月16日 発表
三洋電機株式会社は16日、業界最小のリチウムイオン電池「ピン形リチウムイオン電池」(品番:UR655)を開発、量産導入すると発表した。2005年夏に出荷開始する予定。
本体サイズが55×6.8mm(長さ×直径)、重量5gと小型軽量のリチウムイオン電池。電池内部の+極、-極、セパレータを巻き取る芯を電池端子と兼用化することで小型化を実現した。これにより小計化による容量損失を最低限に抑え、従来製品と比較して約4分の1の小型化に成功。体積比率では、単3乾電池の約4分の1、単4乾電池の約2分の1になる。
また、円筒形リチウムイオン電池で実績のある±極と同等の構造であるため、高エネルギー密度、大電流放電などの特性を受け継いでいるという。ほか、外装缶にはアルミニウム缶を採用し、軽量化と形状安定性を確保したとしている。
容量は120mAh、充電電圧は4.2V、体積エネルギー密度は243Wh/l、質量エネルギー密度は89Wh/kg。
□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0503news-j/0316-1.html
(2005年3月16日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]