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東芝、次期執行役社長候補を西田氏に正式決定2月22日 発表 株式会社東芝は、21日に行なわれた指名委員会で同社次期執行役社長候補として現執行役専務の西田厚聰(あつとし)氏を指名、22日開催の取締役会で決定したと発表した。6月下旬開催予定の定時株主総会終了後の取締役会を経て就任する予定。
西田氏は、'93~'95年の米国でのデスクトップPC事業立て直し、ノートPC事業の立ち上げ以降、指揮を執ってきた同社のPC事業の立役者で、現在もPC&ネットワーク社の社長を務める人物。東芝現執行役社長の岡村正氏に、その実行力とリーダーシップの手腕を高く評価され、後継に推薦された。 岡村氏は、社長就任後5年が経過し、同社が推し進める構造改革に一定の目処が立った、また、「映像の東芝」復権に向けた足場が整ったと判断し、この時期での社長交代を決意した。 会見の場で西田氏は「岡村氏から話を聞いたのは先週のことで、社長としての具体的考えや方針は時間をおいて別の機会に語りたい」としながらも、「岡村社長が方向付けした中での構造改革を加速し、デジタルプロダクツ/電子デバイス/社会インフラの3つの事業の柱についてグローバルな事業競争力を強化したい」と語り、変化が急速なPC業界で培った持ち前のスピーディさを経営にも活かす姿勢を示した。
また、「東芝らしい商品/技術を着実に回復させ、130周年を迎えた東芝ブランドがさらに光るよう、逆境ではひるまず、順境ではおごらず、全社一丸で取り組みたい」と抱負を語った。 PC事業については、「ノートPCがコモディティ化し、台湾ODM勢に追いつかれてから、新市場創出の力が鈍ったが、Qosmioなど非コモディティの市場で、成果を出しつつある。市場変化に対する免疫力もついた。今後も革新的商品を出し続けると共に、いくつかの技術では囲い込みをしていきたい」と“脱コモディティ戦略”を推し進める構え。 なお、PC&ネットワーク社の西田氏の後継社長人事は未定で、4月下旬までに選任される予定。 □東芝のホームページ (2005年2月22日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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