米Intelが21日(現地時間)に「Pentium 4 6xx」シリーズを発表。新型Pentium 4は2MBのL2キャッシュを搭載し、省電力機能「拡張版SpeedStep」(EIST)や64bit拡張命令「EM64T」などの機能を備える。これにより、機能面ではAMDのAthlon 64と同等の機能を実装した形になった。

　ラインナップはPentium 4 630(3GHz)、同640(3.20GHz)、同650(3.40GHz)、同660(3.60GHz)。また、FSB 1,066MHzのPentium 4 Extreme Edition(XE) 3.73GHzを追加した。

　これらの新型Pentium 4を搭載した製品が各社から発売される。

Endeavor Pro3100(左)とMT8000。ともにディスプレイは別売

　エプソンダイレクト株式会社は、Intel 925XEチップセットを採用する「Endeavor Pro3100」、Intel 915Gチップセットの「Endeavor MT8000」のBTOオプションにPentium 4 6xxシリーズを追加。Endeavor Pro3100はPentium 4 XE 3.73GHzも選択可能になっている。

　価格は、Endeavor Pro3100がPentium 4 630を搭載した最小構成で122,850円。Pentium 4 XE 3.73GHzでは248,850円。Endeavor MT8000が、Pentium 4 630の最小構成で87,150円。

□エプソンダイレクトのホームページ
http://epsondirect.jp/
□ニュースリリース
http://www.epsondirect.co.jp/info/news/050222.asp

ディスプレイは別売

　デル株式会社は、Intel 925Xチップセットを採用するワークステーション「Precision Workstation 370」のBTOオプションに追加した。

　価格は、Pentium 4 630、512MBメモリ、40GB HDD、Quadro NVS 280などの構成で146,475円。Pentium 4 660、1GBメモリ、160GB HDD、Quadro FX 1400の構成では320,775円。

□デルのホームページ
http://www.dell.com/jp/
□ニュースリリース
http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2005/050222?c=jp&l=jp&s=corp

ディスプレイは別売

　株式会社MCJは、Pentium 4 640を搭載したBTXキューブ型PCを3月1日に発売する。価格は、1GBメモリ、200GB HDDなどの構成で127,890円。1GBメモリ、320GB HDD(160GB×2)、GeForce 6600 GTの構成では159,390円。

□MCJのホームページ
http://www.mouse-jp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.mouse-jp.co.jp/mcj_release/2005/0222Easy-Cube86G.htm

　九十九電機株式会社は、BTXフォームファクタの「TSP640LD7RAN1BT」を発表。主な仕様は、メモリ1GB、250GB HDD、Intel 915G(ビデオ機能内蔵)などの構成で、価格は119,800円。

　ロジテック株式会社は、Intel純正マザーボードを採用した企業向けデスクトップ「LPC-PF660GTB/BT」を発表した。Pentium 4 660、1GBメモリ、120GB HDDなどの構成。価格はオープンプライス。OSはWindows XP Professional(SP2)を搭載する。

□九十九電機のホームページ
(2月22日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.tsukumo.co.jp/
□ロジテックのホームページ
(2月22日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.logitec.co.jp/

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□関連記事
【2月22日】Intel、2MB L2/SpeedStep搭載の「Pentium 4 6xx」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0222/intel.htm

(2005年2月22日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]