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QRIOにさわれる、名前をつけられる
「QRIOテクノロジーパーク」開催



 ソニーは、今週末から銀座ソニービルにて開催される「QRIOテクノロジーパーク2004」のプレス向け事前内覧会を開催した。開催は12月18日、19日の2日間。

 QRIOはソニーが開発している2足歩行ロボット。以前は「SDR」と呼ばれていた。現在は「ソニーの夢を伝えていくコーポレートアンバサダー(企業親善大使)」としてイベント等で活躍している。

 会場ではダンスなどのデモが実施されるほか、一般参加者が実際にQRIOにさわることができる体験イベントも行なわれる。

●会場では歴代SDRやQRIOの部品が展示

 イベント会場ではお馴染みのダンスのほか、階段を上ったりゴルフをしたりといったQRIOのデモンストレーションが披露された。会場ではQRIOの指やISA(Inteligent Servo Actuator)等の部品、またSDR-3、SDR-3X、SDR-4と歴代のQRIO展示が行なわれており、'97年4月から開発されてきた歴史を振り返ることができる。SDR-3は初公開。

SDR-3。SDR-3Xの前身。'99年11月に社内デモを行なったという SDR-3X。2000年11月21日に社外発表、翌日からROBODEX2000で展示された 歴代SDR
QRIOの指。5指が独立して動く QRIOのカメラと基板 マグネシウム合金製の内装

●デモンストレーション~認識機能や運動性能が向上

 デモンストレーションでは、得意のダンスと、ネットワーク接続機能を使ったデモ、「3次元認識技術」を用いたアスレチックデモ、連続的な認識を使ったゴルフデモ、そしてコミュニケーションデモが行なわれた。

 まずダンスだが、今回は珍しく途中で失敗。1回目はデモ途中で1台がフリーズ、2回目には4台中2台が転倒してしまった。

 ダンス後のプレゼンテーションでは、今回初披露となる新しい歩行アルゴリズムで「自然歩容」を可能にしたQRIOが登場。歩幅ベースで「これまでの3倍」になっているという。最後は太極拳を披露して終了。

【動画】せりあがりで登場。QuickTime形式(以下同)、約12MB 【動画】ダンスを披露するQRIO。約13MB、約8MB
【動画】2台が転倒するが、起きあがる。約8MB 【動画】「自然歩容」のQRIO。これまでの3倍の歩幅だという。他のQRIOは「僕たちはどうなるのかなあ」、「アップグレードしてくれるらしいよ」とコメント。約4MB
【動画】「自然歩容」のQRIOとこれまでのQRIOの歩き方の比較。よりダイナミックになっている。約10MB 【動画】「自然歩容」のQRIOが退場するところ。約5MB
最後は太極拳を披露 【動画】太極拳。約4MB

 ネットワークデモンストレーションは、QRIOの音声認識機能とネットワーク接続機能を用いたもので、ユーザーの声に反応して、QRIOがTVやライトの電源を入れたり切ったり、HDDレコーダーの切り替えをしたり、またインターネットに接続してRSSを取得し、天気予報等を教えてくれるというもの。

【動画】ライトをつけるQRIO。約3MB TVをつけるQRIO

 アスレチックデモンストレーションは3つのランドマークを認識し、それを目標として、1)自分のボディの横幅よりも狭いところ、2)段差、3)階段の3つの障害を乗り越えていくというもの。

 まず自分のボディよりも狭い場所を通るため、QRIOは体を横向きにして横歩き。その後、障害物を乗り越え、見事に突破。最後に、階段を認識して上っていった。ステレオビジョンを使って複数平面を同時に検出し、階段1段1段が、自分に上れる高さかどうか認識して足を運んでいるため、段差が違っていても上れるという。

なかなかの難コース QRIOが認識している環境地図
【動画】狭いところを横になって通り抜けるQRIO。約18MB 【動画】段差を超えるQRIO。約18MB 【動画】階段を上るQRIO。約9MB

 ゴルフデモンストレーションではランドマークとボールを認識して、パットでゴルフを打っていくというもの。一度打つと、今度はボールがどこへ行ったか自分で探し、またランドマークを認識して、ピンまでボールを打っていく。

ゴルフするQRIO。ボールを自分で探してパットを打つ QRIOの認識の様子と環境地図 【動画】無事カップイン、ホールアウト。拍手の音を認識して、それにこたえるQRIO。約6MB

●ちょっとだけオーナー気分が味わえる「QRIOふれあい体験ルーム」

 最後に行なわれたのが、自律的に動くQRIOとのコミュニケーション。「QRIOふれあい体験ルーム」と題され、一般参加者自身がQRIOを箱から出し、電源を入れ、名前を付け、QRIOとやりとりができるという嬉しい参加型デモンストレーションだ。QRIOのオーナー気分が味わえる。実際にさわってみるとQRIOの全身は意外にガチガチだった。

最初は講師によるデモ QRIOの入ったケース 中身。将来こんなふうにパッケージされてQRIOが家庭に届く日が来るのだろうか
取り出す。重さ7kgなのでけっこうずっしりしている 胸のスイッチを押して電源オン 「QRIO」と呼びかけて、「君に名前をつけるよ」と声をかけ、名前をつける。耳にあたる部分が緑色に発光しているときが音声認識のタイミング
【動画】こんなふうにQRIOにさわることもできる。約6MB、約1MB

 QRIOは自律動作するときには自分の内部状態とセンサーから取り込んだ外部状態を使って行動を決定する。「ふれあい体験ルーム」では、実行環境を限定する「インタラクションパターン」という技術を使って、人とのインタラクションをよりスムーズに行なうことを目指したという。

 また、一般の人が無造作に触っても大丈夫という安全性をアピールしたいとのこと。運が良ければ実際にQRIOにふれられるこのイベント、興味がある方は是非ソニービルに足を運ぶべきだろう。

 なお、テクノロジーパーク2004そのものは12月18日、19日だが、23、24、25日にはクリスマスステージとしてパフォーマンス&ダンスが行なわれる予定だ。

 会場内に設置されたディスプレイでは、QRIO開発に関するビデオも上映されている。さまざまな条件で転倒確認をしたり、100万歩に及ぶ歩行耐久性評価をしたりといった映像が披露されているので、そちらもチェックしたい。

昼夜にわたる歩行耐久性評価の様子 ソニービルエントランスにもQRIOの姿が

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ソニービルのホームページ
http://www.sonybuilding.jp/
□QRIOテクノロジーパークイベント詳細
http://www.sonybuilding.jp/window/christmas2004/
□関連記事
【2003年12月18日】QRIOが走った! ソニーが進化したQRIOを披露
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1218/sony.htm

(2004年12月17日)

[Reported by 森山和道]

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