12月16日(現地時間)発表

　米Intelと米Hewlett-Packard(HP)は16日(現地時間)、IntelがHPのItaniumプロセッサ設計チームを雇用することで合意したと発表した。これまでItaniumは両社が共同開発してきたが、今回の合意により、すべてのItaniumプロセッサの開発は今後Intel単独で行なうこととなる。

　Intelへ移籍するのはHPのフォート・コリンズ・チームで、今後はIntelエンタープライズ・プラットフォーム事業部のアビ・タルウォーカー本部長の下で、デュアルコア(コードネームMontecito、Montvale)/マルチコア(コードネームTukwila)プロセッサの開発を進める。

　HPはプロセッサ開発から手を引くが、今後もItaniumサーバーの普及に積極的に注力していく予定で、研究開発、サーバー/システムソフトウェア設計、販売、マーケティングなどの分野に今後3年で30億ドル以上を投資する。

　HPによれば、同社のビジネスクリティカルサーバーの内、Itaniumベースのものは2005年度末までに50%を超え、2006年度末までには70%を超える見込みだという。

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20041216comp.htm
□ニュースリリース(和訳)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2004/041217.htm
□HPのホームページ(英文)
http://www.hp.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2004/041216a.html

(2004年12月17日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]