12月8日 発表

　IDC Japan株式会社は8日、国内の2004年第3四半期(7～9月期)レーザープリンタ市場動向を発表した。

　これによると、出荷台数は26万6千台で、2003年第3四半期から続いていたプラス成長が止まり、前年同期比2.8%減となった。同社は、企業の置き換え需要が一巡しつつあることを示していると分析している。

　一方、カラーレーザープリンタは好調で、前年同期比24.6%増の6万5千台となった。カラーの割合は2003年第3四半期の19.1%から24.5%となり、モノクロからのリプレースが進んでいる。この点について同社は、プリンタメーカー各社がモノクロ並の導入コストに近づける努力を続け、ユーザー企業にカラーへの移行を促していること、顧客向け文書などのカラー化の需要が高まっていることなどを要因に挙げている。

国内レーザープリンターの出荷台数比と前年同期比推移 Source: IDC Japan, 12/2004

□IDC Japanのホームページ
(12月9日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.idcjapan.co.jp/

(2004年12月9日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]