[an error occurred while processing the directive] |
ギガバイト、VIA K8T890搭載マザー発表会
|
GA-K8VT890-9 |
12月7日 発表
日本ギガバイト株式会社は7日、「VIA K8T890」チップセット搭載マザーボード「GA-K8VT890-9」の製品発表会を行なった。発売は2005年1月の予定で、価格は未定。
日本ギガバイト代表取締役社長の林宏宇氏は「今日の発表会を通じ、ユーザーには製品の良さを知ってから買ってもらいたい」とコメント |
Athlon 64向けのATXフォームファクタマザーボード。対応CPUはSocket 939のAthlon 64/64 FX。サウスブリッジには「VT8237R」を採用。拡張スロットは、DDR SDRAMスロット×4(DDR400/最大4GB)、PCI Express x16、PCI Express x1×2、PCI×3を、ストレージ用インターフェイスは、シリアルATA×2(RAID 0/1対応)、Ultra ATA×2を搭載する。
インターフェイスは、USB 2.0×8、IEEE 1394、Gigabit Ethernet(PCI Express接続)、8chオーディオなどを装備。
独自のオーバークロックユーティリティ「Easy Tune 5」が付属し、CPU/メモリ/ビデオカード(PCI Express x16)/PCIをWindows上でオーバークロックできるほか、ファンやシステムの監視機能も備える。
このほか、BIOSイメージをHDDにバックアップし、BIOSが破損した際に自動復旧する機能、システムのバックアップ機能、ワンクリックでドライバの更新ができるアップデート機能などを提供するツールが付属する。
発売は来年だが、すでに製品化は終わっており、実機を用いたゲームのデモなども行なわれていた | オーバークロックユーティリティ「Easy Tune 5」の画面 | BIOSのイメージをHDDにバックアップにすることでBIOSの故障などに備える「Xpress BIOS Rescue」機能 |
VIA Japanの代表取締役社長の佐久間氏 |
また、発表会場にはVIA Japanの代表取締役社長の佐久間氏も招かれ、K8T890の上位チップセット「K8T890 Pro」の説明などを行なった。
K8T890 ProはK8T890の基本機能に加え、「DualGFX」と呼ばれるデュアルビデオカード機能を搭載。同チップセットはノースブリッジにPCI Express 20レーンを持っており、マザーボード上にはPCI Express x16接続とPCI Express x4接続の2つのPCI Express x16スロットが搭載される。
NVIDIAのSLIの場合は2つのビデオカードが1つのビデオカードの用に振る舞うのと異なり、DualGFXはマルチディスプレイ向けの技術となっており、ビデオカード2枚で最大4台までのディスプレイに接続が可能。
アプリケーションの描画速度を向上させることはできないが、異なるGPUのビデオカードを2枚差すことが可能で、会場ではギガバイトのRADEON X800搭載ビデオカードと、未発表のS3 Graphics製GPU「Gamma Chrome」を搭載したビデオカードを同時に差してデモを行なっていた。
Gamma Chromeはピクセルパイプライン×4、バーテックスシェーダ×4を搭載したDirectX 9対応のGPUで近いうちに詳細が公開されるという。
サウスブリッジは既存のVT8237のほか、シリアルATA IIや、8チャネルHDオーディオなどに対応する2005年第1四半期リリース予定「VT8251」に対応する。
このほか、近々のロードマップも紹介され、DirectX 9対応のビデオ機能を内蔵させたAthlon 64向けPCI Express対応チップセット「K8M890」、「K8N890」がリリース予定で、ギガバイトからは「GA-K8M890-9」という製品が2005年第1四半期に登場予定という。
□日本ギガバイトのホームページ
(12月8日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.gigabyte.co.jp/
□関連記事
【9月24日】VIA、PCI Express x16対応K8用チップセット「K8T890」
~デュアルビデオカード対応「K8T890 Pro」も
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0924/via.htm
【3月18日】S3、PCI Expressネイティブ対応GPU「Gamma Chrome」シリーズ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0318/s3.htm
(2004年12月8日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]