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ビジュアルウェア、3D表示対応の眼鏡型ディスプレイ
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12月1日 発売
価格:オープンプライス
連絡先:ビジュアルウェア
info@visualwear.co.jp
株式会社ビジュアルウェアは25日、3D表示に対応した眼鏡型のウェアラブルディスプレイ「Video Eyewear」を報道向けに公開した。
同製品は、米Icuitiが開発したもので、ビジュアルウェアは国内およびアジア地域での販売を担当する。12月1日よりパシフィコ横浜で開催される「立体映像産業展2004」に出展、正式発表で、同日付けで販売も開始される予定だが、今回それに先だってプレビューが行なわれた。
Video Eyewearは、眼鏡状のディスプレイ部と、タバコパッケージ大のコントローラ部で構成。コントローラ部にNTSCビデオ/オーディオ用入力端子と、アナログRGB用入力端子を備え、640×480ドット(VGA)までの画像を表示できる。
ディスプレイ部には1cm四方の小型ディスプレイが2個内蔵されており、42型ディスプレイを2mの距離で見るのと同等のサイズの映像が投影される。ステレオイヤフォンも内蔵する。
Video Eyewear | ディスプレイ部の内側 | イヤフォンも内蔵 |
また、3D表示機能を搭載しており、一般的な視差方式の映像ソースを利用して3D映像を表示できる。ただし、通常の映像を擬似3D化することはできない。電源は単3乾電池×2で、駆動時間は5時間。
Video Eyewearの価格はオープンプライスで、実売価格は7万円を切る程度となる見込み。当面は、同社サイトでの直販のみとなる。
また同社では、市販のDVカメラに取り付けて3D録画をできるようにするシャッターシステムと、PC用の3D映像編集キットもIcuitiと共同開発しており、コンテンツメーカーなどに販売する。
同社代表取締役社長の山地正城氏は、オーロラビジョンを開発した経歴の持ち主で、Video Eyewearについて「オーロラビジョンに匹敵する新ディスプレイ」と表現。3D録画した観光地の紹介映像やスポーツ映像の視聴など、さまざまな用途に応用できるとした。
利用形態については、ビデオ出力機能の付いた携帯電話との組み合わせを提唱しており、実機を用いたデモも行なわれた。
今後は、片目だけで見るタイプ(3D表示は非対応)の製品を予定しているほか、コントローラ部にストレージやメモリカードスロットなどを持たせた製品も検討しているという。
代表取締役社長の山地正城氏 | 3D録画用シャッターシステム |
□ビジュアルウェアのホームページ
http://www.visualwear.co.jp/
□Icuitiのホームページ(英文)
http://www.icuiti.com/
(2004年11月25日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]