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ヤマハ、個人向け屋内防音室「マイルーム」
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ナチュラル |
11月1日 発売
価格:438,900円より
連絡先:防音事業推進部
Tel.053-460-2605
ヤマハ株式会社は、屋内設置型の個人向け防音室「アビテックス マイルーム」3シリーズを11月1日より発売する。
設置面積が1.5畳程度の組み立て式防音室。同社はこれまで楽器演奏者向けの同様の製品を発売していたが、今回の新製品はPCの使用/DVDの鑑賞/仕事・学習など、楽器以外の用途を想定した初の製品で、同社では“大人のための個室”としている。
ナチュラル(本体色ナチュラル)、スタンダード(本体色ミディアム)、デラックス(本体色ダーク)の3種類が用意。ナチュラルとスタンダードの違いは本体色のみ。デラックスは壁厚が厚く、遮音性能が高い。
スタンダード | デラックス |
本体価格は、ナチュラルが438,900円、スタンダードが522,900円、デラックスが627,900円。搬送/組み立ては専門の業者が行ない、運送費は21,000円、組み立て費は31,500円。当初は同社系列の楽器店のみでの販売となるが、順次販路は拡大される。また、2005年よりレンタル販売も予定されている。
外寸はナチュラルとスタンダードが1,424×1,866×2,056mm(幅×奥行き×高さ)、重量が245kg。デラックスが1,464×1,906×2,076mm(同)、340kg。内寸は3モデルとも共通で、1,328×1,770×1,964mm(同)。
遮音性能はナチュラルとスタンダードがDr-30、デラックスがDr-35。Drは日本工業規格が規定した遮音性能を表す単位で、Dr-30では約90dBのピアノの音が、外部では“人の話し声”程度の約60dBとなり、Dr-35では“小さな人の話し声”程度となるという。
なお、同社によれば、楽器演奏向け製品と違い、吸音処理はされないため、楽器によっては反射音の残響が気になる場合があるとしている
標準で、スリット窓付きドア、2口コンセント、換気扇を装備。これ以外に専用オプションが用意され、座卓にもなるデスクが68,250円、Ethernet×1/Tel×2/TV×1/コンセント×3を備えたコネクタ付きパネルが36,750~47,250円、リアスピーカー取り付けセットが24,150円。
また、ドアは差額なしで窓なしに変更可能で、横のパネルはスリット窓付きに21,000~31,500円で変更できる。
18日に行なわれた製品発表会では、製品の開発経緯や狙いについて説明がなされた。
アビテックス営業部部長 嬉野哲也氏 |
同社アビテックス営業部部長の嬉野哲也氏によれば、従来の楽器演奏者向け製品の実際の用途はピアノが7割、ほかの楽器が2割だったが、ユーザーアンケートの調査では、レコーディングやホームシアターに対する防音ニーズがそれぞれ1割ずつあったという。
また、家やマンションのリフォーム市場では、キッチン、浴室に続いて書斎へのニーズが3番目にあり、オーディオルームへのニーズは6番目と高く、このような実態から30~50代の男性向けの趣味/仕事用として本製品の開発に至ったという。
リフォームでは打ち合わせから工事の終了まで2カ月程度を要し、大がかりな工事が必要だが、本製品は2時間で組み立てが可能で、サイズがコンパクトなことなどがリフォームに対するアドバンテージだとした。
本製品は、2003年6月にモニター販売が行なわれており、製品版ではさまざまな改良が加えられた。窓なしのドアは、DVD視聴の際に外光が入るのを防ぎたいというユーザーの意見に応じたもの。
また、今後違うサイズのものも検討中という。
□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/2004/04101801.html
□製品情報
http://www.yamaha.co.jp/product/avitecs/
□関連記事
【2003年6月17日】ヤマハ、PC使用を想定した防音室を38万円で限定モニター販売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0617/yamaha.htm
(2004年10月18日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]