300mm第二棟 完成予想図

10月12日 発表

　株式会社 東京証券取引所(東証)は12日、エルピーダメモリ株式会社の上場を承認した。

　エルピーダメモリでは、上場に伴い2,915万株を新規発行する。公開価格は未定で、ブック・ビルディング方式によって決定される。仮条件の決定日は10月24日、ブックビルディング期間は10月26日から11月2日、公開価格決定日は11月4日。

　調達された資金は、広島県東広島市で建設中の「300mm第二棟」と仮称されている新棟の建設、300mmウェハ工場第一棟の拡張、さらには先端DRAMの研究開発投資等の設備投資に主に充当される。また、余剰資金が発生した場合には事業運営のための運転資金として使用する予定。

　300mm第二棟は、300mm第一棟の約2倍の述べ床面積約91,000平方mの規模で建設され、2005年6月末に竣工予定。プロセスは85nm世代で、2005年後半から量産を開始する。最大稼働時は300mmウェハ換算で月産60,000枚規模の世界最大級の半導体工場となる見込み。総投資金額は、今後数年間で4,500億円～5,000億円程度と想定されている。

□東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/
□エルピーダメモリ
http://www.elpida.com/ja/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.elpida.com/ja/news/2004/10-12.html
□上場申請のための有価証券報告書(PDF)
http://www.tse.or.jp/listing/new/200411/11elpidamemory1s.pdf
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【6月10日】エルピーダ、世界最大級のDRAM工場を建設
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0610/elpida.htm

(2004年10月13日)

[Reported by date@impress.co.jp]