松下、2つのショールームをリニューアルオープン ~HDDレコーダ分解モデルなど多数展示
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ナショナルセンター東京 |
10月5日公開
松下電器産業株式会社は、「パナソニックセンター東京」、「ナショナルセンター東京」両ショールームを10月5日午前10時より公開する。入場料は無料(一部を除く)。
以前から公開されていた、松下電器のショールーム「パナソニックセンター」および、松下電工の「汐留ショウルーム」を改称し、館内をリニューアルしたもの。従来はそれぞれ別々のブランドとして独立したショールームだったが、今回のリニューアルに合わせ、2つのブランドを共生させたショールームとして新たに立ち上げるとしている。いずれの館も1Fと2Fがリニューアルされた。
東京ビッグサイト最寄りの「パナソニックセンター東京」は、「ユビキタス」や「環境」を軸に、同社の技術イメージ、企業イメージを伝えることが主なテーマ。1Fが「ユビキタスネットワークショウケース」、2Fが「環境ショウケース」としてリニューアルされている。
ユビキタスネットワークショウケースでは、中央に「ユビキタスネットワーキングストリート」と呼ばれる回廊が用意され、その左右に「FUTURE」(2010年頃を想定)、「TOMORROW」(2006年頃を想定)、「TODAY」といった各ブースを設置。入り口で渡されるRFID内蔵のIDカードを使い、各ブースで解説を聞くことができる。
“FUTURE”では、壁面一体型の大型テレビ「Digital Wall」や、エージェント機能を備えたホームマネージメントシステム「Intelligent Table」など、他ではなかなか見ることができないユニークな展示がされている。
“TOMORROW”には、モバイル端末やカーナビ、PCなどを使ったテレビ電話機能などのデモ、“TODAY”には、同社の液晶テレビ「VIERA」シリーズやHDDレコーダ「DIGA」シリーズ、デジタルカメラ「LUMIX」シリーズなどのカットモデルや分解モデルなどを多数展示している。
【ユビキタスネットワークショウケース】
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来場者に配られるRFID内蔵のIDカード |
各所に設置された青く光る端末にカードをかざして情報を閲覧する |
IDカードの情報入力装置。右側の端末は子供が利用しやすいよう、一段低く設置されている |
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ユビキタスネットワーキングストリート。この通路の両側に各ブースが設置される |
TODAYブースにはHDDレコーダ「DIGA」シリーズや、フラットパネルテレビ「VIERA」シリーズなど最新機器の実機のほか、各種分解モデルなども展示 |
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DVD-RAMメディアの製造工程 |
SDメモリーカードのロードマップ。2007年には32GBに |
先日発表されたばかりの、転送速度20MB/secを実現したSDメモリーカード「PRO HIGH SPEED」シリーズの分解モデル |
【LUMIXシリーズの分解モデル】
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DMC-FZ20の分解モデル |
DMC-FZ3の分解モデル |
DMC-FX7の分解モデル |
【歴代HDDレコーダ分解モデル】
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2000年発売のDMR-E10。年代が新しくなるにつれて、基板が小型化されていることがわかる |
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2001年発売のDMR-E20 |
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2002年発売のDMR-E30 |
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2003年発売のDMR-E50 |
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2004年発売のDMR-E55 |
【VIERA分解モデル】
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プラズマテレビ「TH-42PX300」も基板を展示 |
【FUTURE/TOMORROWブース】
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FUTUREブースの壁面に一体化した大型テレビ「Digital Wall」。タッチパネル機能を搭載し、画面上のオブジェクトを操作できる |
家族のコミュニケーションツールとして開発された「Intelligent Table」。画面上のオブジェクトを指で滑らせ、投げるようにして隣のディスプレイに送ることができる |
画面上の魚は情報のカテゴリを示している。写真は卓上に置かれたPDAに群がって情報を取得しているところ |
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魚の鼻先にある丸いものは、エージェントとして機能するクラゲ。端末を巡回し、家族間での情報共有を可能にしてくれる |
スケジュールをすりあわせ、全員が都合の良い日付に予定を入れたところ |
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TOMORROWブースではテレビ電話などをデモ。携帯端末のモックアップも展示されている |
2Fは「環境ショウケース」および「ユニバーサルデザインラボ」を設置。
環境ショウケースでは、同社の環境適応技術として、さまざまな省エネルギー技術やリサイクル機器などを展示。ユニバーサルデザインラボでは、同社が取り組んでいるユニバーサルデザインのコンセプトや、研究事例などを展示している。
【環境ショウケース】
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環境ショウケースのエントランス |
都市ガスを利用した家庭向け燃料電池発電機(写真左)とその原理模型(右)。2005年から販売が開始される予定。価格は100万円前後を目指したいということ |
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ななめドラム方式の洗濯機のスケルトンモデル。水の使用量が少ないことをアピール |
ブラウン管のリサイクル機器。ファンネルガラスとパネルガラスを切り離し、別々にリサイクルするためのもの |
歴代携帯電話 |
【ユニバーサルデザインラボ】
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手にしている端末は、RFIDからの信号を読み取り、端末内のSDメモリーカードに記録された該当する音声を再生するもの。写真ではクスリの内容を音声で読み上げているところ |
人が移動しやすい開閉扉の研究。展示では車椅子で開き戸と引き戸を使う場合のメカニズムの違いを見ることができる |
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家電製品に使われる「ブザー」の研究に使用されている機材のサンプル。ブザーが鳴る長さや回数など、さまざまなテストができる |
白内障や色覚障害の研究も行なっている。左は白内障を疑似体験するためのゴーグル。右は色覚障害による映像のサンプル。ともに家電製品の操作パネルやカタログなどを、より視認性のよいものにするための研究に使われる |
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ななめドラム洗濯機の利点を説明するため、タテ型、ヨコ型洗濯機の模型と比較 |
「使用環境への心配り」として、タフブックも展示 |
「汐留ショウルーム」改め、「ナショナルセンター東京」は、近未来における生活環境快適化の夢をテーマにし、住宅設備や電気製品の相談、体験、提案などを行なう総合情報発信拠点としている。
1Fは「今が求める夢フロア」と名付けられた住宅展示場のような雰囲気のフロア。さまざまなテーマでレイアウトされた全10室を展示している。2Fは「くらし新体感フロア」とされ、VIERAシリーズを中心としたAV機器を展示する「VIERAネットワーク」、省エネルギー製品などを展示する「ECOライフ」などのほか、エステ体感コーナーや健康家電器具コーナーなども設置されている。
【今が求める夢フロア】
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住宅展示状のようなスペース。全10室が用意されている |
「若夫婦が里帰りしたくなる家」。ホームシアターやキッチンをゆとりあるスペースに配置 |
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「お父さんの隠れ家」と題した部屋。映画や読書を楽しむための部屋で、5.1ch音響システムや書斎を備える |
ペットと一緒に入浴できるガーデンバス |
【くらし新体感フロア】
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主なAV機器や白物家電などの実物を展示 |
健康家電器具コーナーやエステ体験コーナーなども設置されている |
□松下電器産業のホームページ
http://matsushita.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040924-1/jn040924-1.html
(2004年10月5日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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