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キヤノン、ハイエンド向けフラットベッドスキャナ「CanoScan 9950F」

CanoScan 9950F

9月中旬発売

価格:オープンプライス

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 キヤノン株式会社は、フィルムスキャンに重点を置いたハイエンドユーザー向けのA4フラットベッドスキャナ「CanoScan 9950F」と「CanoScan 8400F」を発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「CanoScan 9950F」が45,000円、「CanoScan 8400F」が26,000円の前後の見込み。

 本体前面に、ワンタッチでコピー、スキャン、PDFやメールの作成等を行なえる「EZボタン」を備える。EZボタンは「COPY」、「SCAN」、「PDF」、「E-MAIL」が用意されていて、表記以外の動作用にカスタマイズすることもできる。

 読み取りソフト「ScanGear CS 10.3」には、赤外線検知によるゴミ傷除去機能、退色補正機能/粒状感低減機能に加え、新たに逆光補正機能が備わった「FARE Level3」を搭載。他にも、天体写真などクロップ画像枠検知を自動的に行なえないフィルムをスキャンする時に便利な「フィルムデフォルトクロップ機能」、原稿の一部分だけをスキャンしたい時に便利な「複数領域クロップ機能」、スキャンした画像を30コマまで同時にサムネイル化し、1枚のシートにプリントアウトできる「インデックスプリント機能」が新たに搭載された。

 同梱されるユーティリティソフト「CanoScan Toolbox 4.9」には、スキャン時にテキストデータをPDFファイルに貼り付ける機能があり、Windowsの検索機能などで簡単に検索が可能で、ファイルの管理がしやすい。他にも、1つのファイルで複数のページを作成する機能や、スキャン後、画像をPDFファイル化する前にページの順番を入れ替える機能、既成のPDFファイルの最終ページにスキャンした画像を追加する機能がある。

 原稿透過ユニットを標準搭載し、光源には「移動光源式」を採用。原稿へ均質に光が照射されるため、カラー/モノクロ共に画像にむらが出にくい。光量は「CanoScan 9900F」「CanoScan 8200F」の2倍あり、スキャンスピードも向上している。

●CanoScan 9950F

 上位機種の「CanoScan 9950F」は、「CanoScan 9900F」の後継モデル。

 インターフェイスはUSBとIEEE 1394で、USB 2.0での接続対応OSはWindows Me/2000/XP、Mac OS X 10.2.7以降(ネイティブモードのみ)。USB 1.1では、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.3以降(ネイティブモードのみ)。IEEE 1394は、Mac OS X 10.2以降(ネイティブモードのみ)。

 CCDには、6ラインカラーの「Canon's Hyper CCD IV」や非球面レンズ「新Super Toric Lens」が搭載され、クリアな画像を実現するという。

 透過原稿は「透過原稿ユニット」を使用して、35mmフィルムをスリーブ時は30コマ、マウント時は12コマ、連続スキャンすることができる。ブローニは、6×4.5cmから6×22cmサイズを一度に2枚スキャンすることができる。4×5インチサイズは、最大6×9cmサイズと一緒にスキャンすることができる。

 反射原稿は最大216×297mm(A4)サイズまで取り込み可能。

 読み取り階調はRGB各色16bit。光学解像度は4,800×9,600dpi。読み取り速度はカラー/グレースケールともに11ms/line(4,800dpi時)。

 本体サイズは290×509×128mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.6kg。

●CanoScan 8400F

 下位機種の「CanoScan 8400F」は、「CanoScan 8200F」の後継モデル。

 インターフェイスはUSBのみ。USB 2.0での接続対応OSはWindows Me/2000/XP、Mac OS X 10.2.7以降(ネイティブモードのみ)。USB 1.1では、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.3以降(ネイティブモードのみ)。

 CCDには、6ラインカラーの「Canon's Hyper CCD III」を搭載。

 透過原稿は「透過原稿ユニット」を使用して、35mmフィルムをスリーブ時は12コマ、マウント時は4コマ、連続スキャンすることができる。ブローニは、6×4.5cmから6×22cmサイズに対応。4×5インチサイズには対応していない。

反射原稿は最大216×297mm(A4)サイズまで取り込み可能。

 読み取り階調はRGB各色16bit。光学解像度は3,200×6,400dpi。読み取り速度はカラー/グレースケールともに10.8ms/line(3,200dpi時)。

 本体サイズは278×500×122mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.4kg。

□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2004-09/pr-cs9950f.html
□関連記事
【2003年9月6日】キヤノン、3,200dpiのフラッグシップ・スキャナ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0212/canon.htm
【2003年9月3日】キヤノン、フィルム対応CIS機などA4スキャナ3機種
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0903/canon.htm

(2004年9月8日)

[Reported by aoyama-t@impress.co.jp]


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