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Apple expo 2004会場速報 写真で見るiMac G5


8月31日~9月4日(現地時間)

会場:Palais des Congres(基調講演) Paris Expo ,Porte de Versailles(展示会場)



 Apple Computerによる「Apple expo 2004」が8月31日(現地時間)に開幕した。

 展示会場となるParis Expoの第一ホールには、幕開けとなった基調講演で発表されたばかりのiMac G5がずらりと並んでいる。iMac G5の主な仕様に関しては、国内リリースベースの関連記事を参照していただくとして、現地レポートでは実機の写真やリリースからでは分かりにくい細部など、会場で撮影した写真を中心にお伝えする。

 本日付けで旧モデルとなった従来のiMacは、同社としてはきわめて異例とも言える在庫払拭のアナウンスが7月に行なわれ、AppleStoreは受注を停止。わずかな店頭在庫のみが流通していた。このアナウンスには当初予定されていた新iMac発表の遅延と、9月からの販売再開を示唆する内容が含まれていたため、この時期ヨーロッパエリアでは最大規模の催しとなるApple expo 2004での発表はほぼ確実と見られていた。

 もちろん製品発表自体は予測できてはいたものの、製品デザインに関しては同社にとってのトップシークレット。基調講演や展示会場に訪れた来場者の多くも、少しでも早くという思いがあったものと思われる。はたして発表されたiMac G5は、同社製液晶パネルディスプレイにiMacの機能も収めてしまったとでもいうべき超薄型のオールインワン製品として登場した。

左が17型iMac G5で右が20型iMac G4。液晶パネル部分の縦横比はいわゆる同社がシネマサイズと呼ぶ16:10となっているが、フレームや液晶パネル下部を含めると、ほぼ4:3ぐらいの縦横比となっているのがわかる 17型iMac G5をほぼ正面から見た様子。付属のキーボードは現行のものと同一。本体の横幅はこのキーボードとほぼ同じなので、大きさに関してのだいたいのイメージがつかめるかと思う 正面向かって右側面にはスロットイン方式の光学式ドライブがある。17型iMac G5の下位モデルのみがComboドライブ、17型の上位と20型はSuperDriveを搭載している

Dockに装着したiPodのイメージでデザインされたという、側面の様子。厚さはほぼ5cmほどで、同社はパーソナルコンピュータとしてもっとも薄いとアナウンスしている 最大限上向きにチルトした状態。既存の液晶パネルディスプレイ同様に、動作は意外に軽くスムーズにチルトさせることが可能 いっぽうこちらは、最大限下向きにしたところ。垂直に対してマイナスの角度をもっているのは、ホームユースでは下からのぞき込む子供がいるということを想定している

スタンドの部分にはキーボードを置いておけるだけの余裕があり、未使用時の机上の占有スペースをより小さくできる 17型iMac G5の背面の様子。ケーブル類が固定されているため写真ではやや煩雑になってしまっているが、本体中央下部に接続され、スタンドの穴をとおっているのが電源ケーブル。各種インターフェイスは写真左手に集中している 本体背面の各種インターフェイス。上からステレオ音声入力、ヘッドホン出力、外部ディスプレイ端子、USB2.0×3、FireWire400(IEEE1394a)×2、V92モデム、Ethernet端子、電源ボタンの順に配置されている

背面のiMacロゴの上にあるラインは、放熱用と思われるスリット。やや暖かい風がこのスリットから排出されている。写真は撮れなかったが、本体下部はメッシュ状のパンチングメタルが採用されていて、下部から吸気して上部から排気する冷却方法がとられているようだ 展示されていた本体内部のようす。写っているのは背面側にあたる。上部にHDDや光学式ドライブ、中段にはPowerPC G5のヒートシンクやメモリスロット、AirMacや各種インターフェイス。液晶パネルと競合しないと思われる下部にやや厚みを要するユニットである電源ユニットが配置されている。写真からそれとは見えないが、下部の左右角にあるのがスピーカーユニットだ 初めてiMacに搭載されるPowerPC G5。最下位モデルのみ1.6GHzで、17型上位と20型には1.8GHzのプロセッサが搭載される。プロ向けのPowerMac G5とは異なり、いずれもシングルプロセッサの構成。前述したとおり、下からの吸気を上に排出する構造のため、ヒートシンクユニットの上部に放熱口があるのがわかる。写真右にはメモリスロットも見える

AirMac Extremeはオプション対応となる。BluetoothユニットはAppleStoreでのBTOのみの対応となりそうだが、メモリとAirMAc Extreme Cardはユーザーレベルでの取り付けも可能となりそうだ。内部へのアクセス方法などは追って紹介する 本体下部の両角に、下向きに設置されているステレオスピーカー。基調講演の説明によるとユーザーには設置した机に反射するかたちで音が届くという。これは、iBook G4で、後ろ向きのスピーカーが液晶モニタに音を反射させているのとよく似た考え方。本体下部がメッシュになっていることも、この写真からわかる

Apple Computerブースの正面に飾られたバナー。新しいデザインを採用し、PowerPC G5となっても基本コンセプトは変わらないと訴えている。このしたにあるテーブルの表と裏にずらりとiMac G5が展示、デモンストレーションされていた 広告用バナーのひとつ。「コンピュータはどこにいった?」というコピーは、液晶パネルディスプレイに匹敵するほどの薄さのなかにユニットを押し込んだという意味になる

□Appleのホームページ
http://www.apple.com/
□関連記事
【8月31日】アップル、液晶一体型のiMac G5発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0831/apple.htm

(2004年9月1日)

[Reported by 矢作晃]


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