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東芝、新ブランドAVノートPC「Qosmio」
~15型高輝度液晶と高画質機能を満載

dynabook Qosmio E10

8月上旬から順次発売

価格:オープンプライス



 株式会社東芝は、AVノートPC専用の新ブランド「Qosmio(コスミオ)」を冠した「dynabook Qosmio E10」3機種を8月上旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

 Qosmioは、Cosmos(宇宙)とmio(私の)の合成語で、「ユーザーに最も近く、かつ無限の可能性を秘めた 新世代PC」という思いを込めて命名された。

 Qosmioは、AV技術とPC技術の融合を目指しており、PCのハードウェアとWindowsという環境下で、AVの絵作りと使いやすさを実現するとしている。

 今回発表されたE10では、15型高輝度Clear SuperView液晶(1,024×768ドット)、自社開発で高画質化機能を搭載したTVチューナ、自社開発の画像エンジンチップ「QosmioEngine」などが搭載される。

 液晶のバックライトは2灯式で、最高輝度は600cd/平方mと明るく、視野角も広くなっている。TVチューナは、3次元Y/C分離やゴーストリディーサ、デジタルノイズリダクションなどの高画質化機能とMPEG-2ハードウェアエンコーダを搭載する。また、QosmioEngineでは、デリンギング、デブロッキングなどのノイズ処理をはじめ、デジタルシャープネス、エッジエンハンサなどの機能を搭載する。

 ソフトウェア面では、専用のユーザーインターフェイス「QosmioUI」が搭載され、各種設定がメニューで操作できる。

 E10シリーズ3機種の筐体は共通で、CPU/チップセット/グラフィックス/無線LAN機能などで差別化されている。

 最上位機種の「E10/1KLDEW」は、Pentium M 715(1.50GHz)、Intel 855PMチップセット、NVIDIA GeForce FX Go 5200(64MB)、256MBメモリ、80GB HDD、最大4倍速DVDスーパーマルチドライブ、Ethernet、IEEE 802.11 b/g無線LAN機能などを搭載する。発売は8月上旬。店頭予想価格は26万円前後。

 中位機種の「E10/1KCDE」は、CPUがCeleron M 330(1.40GHz)となり、無線LAN機能が省略される。発売は8月上旬。店頭予想価格は24万円前後。

 下位機種の「E10/1JCDT」は、液晶が2灯式ではなくなり最大輝度は380cd/平方mとなる。チップセットもIntel 852GM、グラフィックスがチップセット内蔵となるなど、低コストを目指した機種。デジタルオーバードライブ、ブラック/ホワイトエンハンサなど一部の高画質化機能も使用できなくなる。発売は8月下旬。店頭予想価格は22万円前後。

 本体サイズは338×285×43.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.5kg。バッテリはリチウムイオン充電池。OSはWindows XP Home Edition。

 インターフェイスはType 2 PCカードスロット×1、SDカード/メモリースティック/xD-Picture Cardなどの兼用スロット、USB 2.0×4、IEEE 1394×1、S/P DIFなどを備える。通常のSビデオ入出力端子に加え、D2出力端子も備える。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2004_07/pr_j2201.htm
□製品情報
http://dynabook.com/pc/catalog/qosmio/040722e1/index_j.htm

(2004年7月22日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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