7月19日(現地時間)発表

　米Microsoftと米Lindowsは19日(現地時間)、かねてから争われていた「Lindows OS」の名称使用差し止めに関する問題で合意に至ったと発表した。

　Microsoftは、Lindowsが発売するLinuxベースのOSであるLindowsの名称が、Microsoftが持つWindowsの商標権を侵害するものとして米国を始めとした各国で名称使用差し止めの訴えを起こしていた。

　これにより、Lindowsは米国などでのOS名を「Linspire」へと変更していたが、今回の合意により、今後数カ月以内に全世界でOS名をLinspireへと変更し、社名もLinspireへと統一する。また、Microsoftは各国での訴えを撤回する。

　日本でLindowsを発売するライブドアは4月の時点で、日本ではLindowsの名称の使用に関する問題は発生しておらず、製品名称を変更する必要はないとし、Lindowsの名称で販売を継続していた。20日現在、同社からこの件についてリリースは発表されていないが、次期バージョンからLinspireへ名称を変更する予定という。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/jul04/07-19LindowsPR.asp
□Lindowsのホームページ(英文)
http://www.lindowsinc.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.lindowsinc.com/press.php?releaseId=140
□ライブドアのLindowsホームページ
(7月20日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://lindows.livedoor.com/
□関連記事
【4月16日】ライブドア、日本国内はLindowsの名称を継続
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0416/livedoor.htm
【4月15日】Lindows、OSの名称を「Linspire」に変更
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0415/lindows.htm

(2004年7月20日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]