7月12日(現地時間)発表

　米Microsoftは12日(現地時間)、カナダで開催中のMicrosoft Worldwide Partner Conference 2004の場において、Windows XP Media Center Edition(以下、MCE)を自作市場向けに提供開始することを発表した。

　MCEはTVの視聴/録画、音楽の再生、DVDの作成などを統一されたインターフェイスで実行できるWindows XPベースのOS。ハードウェアへの依存性の高さなどから、これまでは一部の大手OEM PCベンダーにのみ提供されてきた。

　今回の発表は、MCEの提供を同社が「システムビルダーチャネル」と呼ぶ、PCショップレベルにまで拡大するもの。これにより、現在のOEM版Windowsと同様に、PCショップが自社PCにMCEを搭載させたり、CPUなどのパーツと一緒にOSを販売できるようになる。

　MCEのシステムビルダーチャネルへの提供開始時期は今秋の予定で、日本を含む13カ国で販売される。なお、パッケージ版の発売の予定はない。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/jul04/07-12WWPC04Day2KeynotePR.asp
□製品情報(英文)
http://www.microsoft.com/windowsxp/mediacenter/default.mspx
□関連記事
【2002年9月4日】Microsoft、Windows XP Media Center EditionのOEM向け出荷を開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0904/ms.htm

(2004年7月13日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]