COMPUTEX TAIPEI 2004レポート【大型ディスプレイ編】
50型オーバーなどの大画面TVが多数展示
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Acmepoint Technorogyブースでデモされた10.2型の液晶モジュールの組み合わせ |
会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/2/3
Taipei International Convention Center
会期:6月1日~5日(現地時間)
今回のCOMPUTEX TAIPEIでは「Display Equipment」という画面表示デバイスを扱うメーカーのブースを集中させたセクションが設けられた。オリンピックが近づき大画面TVへの要求も高まっているということで、液晶やプラズマを中心とした大画面TVが数多く展示されている。
●50型オーバーはプラズマ中心、LCOS採用のサンプル機も
50型を超える大画面となると、現在ではプラズマディスプレイが中心で、このCOMPUTEX TAIPEIでもその傾向は変わらない。展示を確認できた最大サイズは63型タイプで、これもプラズマ方式である。
また、今年1月のInternational CESでIntelから発表されたリアプロ方式用の半導体「LCOS(Liquid Crystal on Silicon)」を使った50型ディスプレイも参考出品されている。
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Eastech Electronicsの「PT6300」。1,366×768ドットの解像度を持つ63型プラズマディスプレイである。輝度は700カンデラ/平方m、コントラスト比は700:1。視野角は160度以上となっている |
TATUNGの50型プラズマディスプレイ「P50BSAT」。解像度は1,366×768ドット。輝度は700カンデラ/平方m、コントラスト比は700:1。水平視野角は160度のスペック。DVI、D-Sub15ピンのPC入力インターフェイスを持ち、XGAディスプレイとしても利用可能。ピクチャ・イン・ピクチャ機能なども装備する |
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SAMPOの「PME-505E」。解像度は同じく1,366×768ドット。輝度は1,000カンデラ/平方m、コントラスト比は1,000:1。視野角は160度。PC入力も持っている |
Arimaが展示を行なったLCOSを使ったリアプロジェクションディスプレイ。サンプル品とのことで、価格や詳しいスペックは不明 |
●40型オーバーは液晶が主流?
40型を超える大画面TVというと、ソニーの「KDL-L42HX2」のように一部では液晶を使った発売されているものの、現状ではやはりプラズマやリアプロ方式が主流だ。
しかしながら今回のCOMPUTEX TAIPEIでは、47型サイズの液晶ディスプレイをTATUNGが展示したほか、多数の46型液晶ディスプレイを見ることができた。46型液晶については、Samsung製のパネルを利用しているところが多い。液晶はコストは高いものの、クオリティの高さには定評がある。また、奥行きを狭められ、大きな台座も必要ないとあって壁掛けなどの用途にも使えることでニーズは高いようだ。
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TATUNGの47型液晶ディスプレイ。現時点ではエンジニアリングサンプルの段階とのこと |
モトローラの46型液晶「GL-T646」。解像度は1,920×1,080ドット。輝度は600カンデラ/平方m、コントラスト比は800:1。視野角は170度となっている |
BenQの46型液晶「DV4670」。輝度600カンデラ/平行m、コントラスト比800:1のスペック |
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Honjetの「HADV3204 46"」。ほかの46型液晶同様に、輝度600カンデラ/平行m、コントラスト比800:1のスペックとなっている |
TECO(三協)の46型液晶「TL4601FM」。輝度600カンデラ/平行m、コントラスト比800:1。視野角は170度のスペック。解像度は1,920×1,080ドットで、DVI端子も持つ |
Acmepoint Technologyの46型液晶「T460HW01」。解像度は1,920×1,080ドット、輝度600カンデラ/平方m、コントラスト比800:1。視野角は170度となっている |
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こちらはちょっと小さめだが、TECOの40型液晶「TL4003FMA」。輝度は450カンデラ/平方m、コントラスト比は600:1。解像度は1,280×768 |
同じく40型液晶となる、Top Powersonicの「SP-4001MT」。解像度は1,280×768ドット。輝度は500カンデラ/平方m、コントラスト比は500:1。視野角は上下/左右ともに170度となっている |
□COMPUTEX TAIPEI 2004のホームページ(英文)
http://www.computex.com.tw/computex2004/
(2004年6月7日)
[Reported by 多和田新也]
PC Watch編集部
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