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三菱、16倍速DVD書き込み対応の半導体レーザー5月18日発表 三菱電機株式会社は18日、業界最高レベルの光出力250mWを実現した16倍速記録型DVD用の赤色高出力半導体レーザー「ML1XX25シリーズ」の開発を完了、5月末より量産を開始すると発表した。 DVD±Rの12~16倍速記録には200mW以上の光出力が必要とされ、ML1XX25シリーズは250mWを実現、16倍速の記録型DVD装置に対応した。記録フォーマットは、DVD±R/RW/-RAMすべての記録装置に適合する。 半導体レーザーの光出射端面を工夫し、レーザー光を端面で吸収されないようにした独自の「側面窓構造」を採用。端面での光吸収で生じた発熱による結晶破壊(瞬時的端面破壊現象)を避け、より大きな光出力を可能にしたという。 また、半導体レーザー構造の一種で、光導波路(レーザー光の通り道)での光損失を小さくする「リッジ導波路」の加工精度を、ドライエッチング技術により向上させた。 これらの技術により、素子ごとの半導体レーザーの光出力―動作電流特性における非直線性「キンク特性」のばらつきを改善。安定した250mWの光出力を実現したとしている。動作保証温度は摂氏75度。 □三菱電機のホームページ (2004年5月19日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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