3波長記録再生光学ヘッド試作機

5月17日発表

　ソニーは17日、Blu-ray/DVD/CDに対応した3波長記録/再生用の光学ヘッドを開発したと発表した。

　今回開発した3波長光学ヘッドは、新開発の一体型3波長レーザー、3波長対応対物レンズなどを採用し、単一のヘッドでBlu-ray/DVD/CDの3フォーマットの記録/再生を可能にした。

　DVDの書き込みは、DVD±R/RW/-RAMのすべてに対応可能で、光学ヘッドを外販する計画もあるという。

　一体型3波長レーザーは、高出力青紫レーザーダイオードの生産技術と、複数のレーザーダイオード素子を並べて実装するハイブリッド実装技術を融合し、1パッケージ化を実現。対物レンズは、非球面ガラスの採用や各波長にあわせた球面収差補正を行なうホログラムレンズを採用し、3つの波長に1つの光学系で対応可能にした。

　Blu-rayは、ディスクあたり27GBの容量を持つ光ディスクシステム。同社のBlu-rayレコーダ「BDZ-S77」では、Blu-ray専用とDVD/CD用の2つのヘッドを搭載していた。

光学系原理図

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200405/04-026/

(2004年5月17日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]