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オリンパス、2004年3月決算は過去最高の売上/利益
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5月10日発表
オリンパス株式会社は10日、2004年3月期決算を発表した。
これによると、売上高は前期比12.3%増の6,336億2,200万円、営業利益は前期比1%増の629億9,700万円、純利益は前期比37.9%増の335億6,400万円で、いずれも過去最高となった。なお、純利益には特別利益として厚生年金基金代行部分返上益85億8,400万円が計上されている。
増収増益の理由として、同社は欧州/アジアを中心としたデジタルカメラの伸張、医療用内視鏡の好調をあげている。
しかし、デジタルカメラ事業を含む映像事業の決算は、売上高が前期比21.2%増の2,967億3,000万円、営業利益が前期比16.7%減の151億5,800万円。デジタルカメラ市場の伸張により増収となったものの、製品の価格下落により原価率が上昇し、減益になったとしている。
医療用内視鏡事業を含む医療事業は、売上高が前期比7.6%増の2,169億1,500万円、営業利益が15.7%増の632億1,600万円で、増収増益。営業利益も同社事業別では最高額となっている。
なお同社は10日、同社の収益の2本柱である映像事業と医療事業を担うカンパニーを、10月1日付けで分社すると発表した。
映像事業の映像システムカンパニーは、分割後はオリンパスイメージング株式会社となり、医療事業の医療システムカンパニーは、オリンパスメディカルシステムズ株式会社となる。いずれもオリンパスが100%の株式を保有する。両カンパニーの従業員はそれぞれの分社先に転籍し、処遇/労働条件は現状どおりとするとしている。
同社は分社の理由を、「責任の明確化、意思決定の迅速化」により効率化を図るためとしている。
□オリンパスのホームページ
http://www.olympus.co.jp/jp/
□決算短信
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/136pb.cfm
□会社分割に関するお知らせ(PDF)
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/tes/pdf/nr040510.pdf
(2004年5月11日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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