西川和久の不定期コラム
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今回は「CASIO EX-S20」の登場だ。超薄型コンパクトと、どこへ行くにも邪魔にならず持ち運べるのが大きな魅力。ただ仕様的に、いまどき200万画素でパンフォーカスというデメリットがあるものの、それを他のメリットが上回るかのか、非常に興味のあるところだ。 |
仕様の詳細はメーカーの製品情報をご覧頂きたいが、大雑把なところでは、有効200万画素1/2.7インチ原色CCD搭載、35mmフィルム換算37mm/F3.5の単焦点、メモリは内蔵フラッシュメモリー10MBとSDメモリーカード、専用リチウムイオンバッテリといった感じだ。 |
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●軽快な使用感 半日触って一番感じたのはパンフォーカスのメリットだ。つまりAFの動作が無いため、何時でも待つことなく即シャッターが切れる。もちろんフォーカスロックも不要。構図さえ合わせばサクサク撮れるのは快適である。更に起動時間や書き込み時間、再生速度、どれも速く、この快適さをスポイルする部分は一切無い。非常に軽快なカメラといえよう。 後半の写真はレフ板を使わず普通に散歩しながら撮影した。日頃筆者が文句を言っている露出補正に関しては、キーカスタマイズ機能で左右キーに割り当てられ、ワンアクションで補正可能になる。更にリアルタイムヒストグラム表示も対応。パンフォーカスのお気楽カメラとしては押さえるべきポイントは押さえてあり非常に好印象だ。 | |||||||||
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(2004年3月23日)