18-125mm F3.5-5.6 DC

　株式会社シグマは16日、デジタル一眼レフカメラ(DSLR)専用交換レンズ3製品の開発を発表した。また、ペンタックス用外付けストロボ2製品の発売も発表した。

●デジタル一眼専用6.9倍ズームレンズ「18-125mm F3.5-5.6 DC」

　「18-125mm F3.5-5.6 DC」はAPS-Cサイズの撮像素子を搭載するDSLR専用交換レンズ。イメージサークルをAPS-Cサイズに制限することで、6.9倍という高倍率ながら、本体を小型/軽量化した。シグマAF、キヤノンAF、ニコンAF、ペンタックスAFの各マウントに対応する。

　35mmフィルム換算の焦点距離は機種によって異なるが、約27～187mm程度。開放F値はF3.5～F5.6。画角は69.3～11.4度。最短撮影距離はズーム全域で50cm、最大撮影倍率は1:5.3。

【お詫びと訂正】記事初出時、35mmフィルム換算の焦点距離の記述を誤っておりました。正しくは約27～187mm程度です。お詫びして訂正させていただきます。

　特殊低分散(SLD)ガラス1枚、非球面レンズ2枚を含む、14群15枚で構成される。絞り羽根は7枚。インナーフォーカス方式によりレンズ前玉が回転しないため、花形フードや円偏光フィルタを使用が可能。自重でレンズが伸びるのを防ぐズームロック機構も備える。

　本体サイズは70×77.7mm(最大径×全長)、重量は385g。

　今回の発表は開発表明で、発売日、価格は未定。3月19～21日まで開催される「フォトエキスポ2004」に、参考出品される。なお、フォトエキスポ2004には、2月に米国で開催されたPMA2004に参考出品された一眼レフカメラ用交換レンズ「24-60mm F2.8 EX DG」も参考出品される。

PMA2004に参考出品された「24-60mm F2.8 EX DG」

□ニュースリリース
http://www.sigma-photo.co.jp/news/18_125_35_56dc.html
□関連記事
【2月16日】【PMA】デジタル一眼対応交換レンズも活況
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0216/pma11.htm

●フォーサーズシステム用レンズ「18-50mm F3.5-5.6 DC」と「55-200mm F4-5.6 DC」

　フォーサーズシステム専用交換レンズ「18-50mm F3.5-5.6 DC」と「55-200mm F4-5.6 DC」の開発も表明された。フォーサーズシステム用レンズがオリンパス以外から発表されたのは、これが初。

18-50mm F3.5-5.6 DC

　「18-50mm F3.5-5.6 DC」は、オリンパスE-1装着時の35mmフィルム換算焦点距離が36～100mm、開放F値がF3.5～F5.6となるズームレンズ。価格は20,000円で、発売日は未定。

　画角は62～24.4度。最短撮影距離はズーム全域で25cm、最大撮影倍率は1:3.5。非球面レンズを含む8群8枚で構成され、絞り羽根は7枚。本体サイズは67.5×62mm(最大径×全長)、重量は250g。丸型レンズフードが付属する。

55-200mm F4-5.6 DC

　「55-200mm F4-5.6 DC」は、オリンパスE-1装着時の35mmフィルム換算焦点距離が110～400mm、開放F値がF4～F5.6となるズームレンズ。価格は25,000円で、発売日は未定。

　画角は22.2～6.2度。最短撮影距離はズーム全域で110cm、最大撮影倍率は1:4.5。9群12枚で構成され、絞りばねは8枚。本体サイズは71.5×87mm(最大径×全長)、重量は310g。丸型レンズフードが付属する。

　なお、2003年に発売されたシグマAF、キヤノンAF、ニコンAF、ペンタックスAF用の「18-50mm F3.5-5.6 DC」と「55-200mm F4-5.6 DC」に仕様が似ているが、本体サイズや画角に若干の違いがある。

□ニュースリリース(18-50mm F3.5-5.6 DC)
http://www.sigma-photo.co.jp/news/1850four_thirds.html
□ニュースリリース(55-200mm F4-5.6 DC)
http://www.sigma-photo.co.jp/news/55200four_thirds.html
□関連記事
【2003年11月17日】シグマ、小型で低価格のデジタル一眼レフ専用レンズ2機種
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1117/sigma.htm

●ペンタックス用外付けストロボ2機種

　ペンタックスAF一眼レフカメラ/デジタルカメラに対応した外付けストロボ「ELECTRONIC FLASH EF-500 DG SUPER」(SUPER)と「ELECTRONIC FLASH EF-500 DG ST」(ST)を4月1日より発売する。価格はSUPERが50,000円、STが35,000円。

　ガイドナンバー50の外付けストロボ。TTL自動調光、*ist DのP-TTL自動調光に対応する。28～105mmのオートズーム機能を搭載。ワイドパネルにより17mmの画角にも対応する。発光部を上90度、左180度、右90度、下7度に振り向けられる。また、オートパワーオフ、液晶ディスプレイへの照射角表示などが可能。

　上記の機能に加え、SUPERのみ、ガイドナンバー1/4～1/64まで、発光間隔を1Hz～100Hzまで切り替え可能なマルチパルス発光に対応。さらに、モデリング発光、TTLワイヤレスフラッシュやスレーブ発光、FP発光、後幕シンクロ、8段階のマニュアル発行に対応する。

　STは、ガイドナンバーフルと1/16の2段階のマニュアル発光が可能。

ELECTRONIC FLASH EF-500 DG SUPER	ELECTRONIC FLASH EF-500 DG ST

□シグマのホームページ
http://www.sigma-photo.co.jp/

(2004年3月16日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]