EOS 1D Mark IIのハンズオンデモでにぎわうキヤノンブース

会期：3月4日～6日

入場料：無料(事前登録制)

会場：池袋・サンシャインシティ文化会館

　「第33回国際プロ・フォト・フェア(International Professional Photo Fair 2004：IPPF 2004)」が4日、東京の池袋・サンシャインシティ文化会館で開幕した。会期は6日まで。入場は無料だが登録が必要。

　IPPFは、毎年開催されているプロとハイアマチュア向けの写真機材展示会。その性格上、デジタルバックやスタジオ用品、カラーマネジメントシステムなど、プロ向けの機材が展示のほとんどを占める。今回は、米国の写真関連展示会「PMA 2004」直後とあって、PMAで公開された製品のいくつかが、国内で初めて展示されており、アマチュアカメラマンにも興味深い展示会となっている。

　“PMA帰り”の製品群で、もっとも注目を集めているのがコニカミノルタのレンズ交換式デジタル一眼レフ(DSLR)「α-7 Digital」(仮称)。PMA 2004に出品されたものと同じモックアップが、ケース内に展示されている。

コニカミノルタ α-7 Digital	「DiMAGE Z2/Xg」(左)や、6月発売のデジタルバック「PHASE ONE」も展示

　また、オリンパスの800万画素レンズ一体型最上位機「CAMEDIA C-8080 Wide Zoom」も、自由に操作できる状態で出品されている。同社はさらに、フォーサーズシステム用レンズ「ZUIKO DIGITAL 150mm F2.0」も参考展示している。

CAMEDIA C-8080 Wide Zoom(左)とそのカットモデル(右)		ZUIKO DIGITAL 150mm F2.0

　キヤノンはプロ向けDSLR「EOS 1D Mark II」を、「EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM」や「EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM」を装着して、やはり自由に操作できる状態にしている。レンズ一体型機は出品されていない。

EOS 1D Mark IIとEF28-300mm F3.5-5.6L IS USM	キヤノンが参考展示した写真の発注システム。買いたい写真のQRコードを対応携帯電話でスキャンし、オンラインで発注する。学校行事の写真販売などに提案

　ニコンは低価格レンズ交換式DSLR「D70」と「AF-S DX ズームニッコール ED 18～70mm F3.5～4.5G」を出品。こちらはショールームやプライベートショウですでに展示されているが、IPPF 2004でも自由に操作できる。同社はコンパクト機や交換レンズ、オプションもケース内に展示している。

D70(左)とD70用水中ハウジング(右)		COOLPIXシリーズはケース内に
6月発売のポータブルフォトストレージ「COOLWALKER」	17-55mmも展示されたが、まだ発売日未定	地味ながらユーザー待望の新製品「変倍アングルファインダー」D70、D100に対応。D2Hなどの丸型アイピース用もある

　コダックは参加していないが、同社のプロ向けDSLR「DCS Pro SLR/n」は、エプソンブースに他社のプロ向けデジタル一眼レフとともに展示されている。

　このほか、三菱電機の19型液晶ディスプレイなどが参考出品されている。

コダック DCS Pro SLR/n	三菱電機が参考展示した19型液晶ディスプレイ。詳細は不明	デジタルバック「imacon ixpress」。写真ではHasselblad H1に装着されているが、交換式マウントによりさまざまな中判カメラやビューカメラに装着できる。腰につけているのがストレージとなる40GB HDD。ソニーのビデオカメラ用バッテリで駆動される

□IPPF 2004のホームページ
http://www.business-i.jp/event/ippf/
□PMA 2004レポートリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/link/pmas.htm

(2004年3月4日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]